一等星の輝きシリーズ自殺未遂……? 植物園。人気がないそこで、ある影が魔法瓶を持っていた。中身をじっと見つめる。ヘドロのような色のそれは、どう見ても毒だった。 その影は毒を持って何しているのかというと。震える手で思い切り中身を自分の頭──正しくは顔へとぶちまけたのである。影は自殺志願者だった。もうすべてどうにでもなれと思っていた。 目をぎゅっと瞑り、ヘドロが顔にかかるのを待っていた影は、少ししても顔にヘドロがかからなかったので不思議に思った。恐る恐る目を開けると、顔