現役高校生が思うこれからの教育
こんにちは。
最近、若い人でもコロナウイルスに感染する可能性が高く、また、重症化することも多いということで、学校教育をどうするかが問題になっていますね。
そこで、いち高校生として、当事者から見た現在の教育などについて少し考えを述べたいと思います。
私の住む地域では、学校のコロナ対策として、分散登校をおこなっています。分散登校というのは、学年ごと登校したり、クラスの半分ずつ登校することです。ですが、中学3年生や、高校3年生は受験生ということで、普段通り毎日登校することになっています。
私の学校でも、12年生は分散登校し、3年生は朝課外から夕課外まで通常通りの登校です。私は高3なので、普段通り朝7時半から夕方6時まで学校で授業をうけています。
私は普通科の進学クラスに通っているのですが、朝課外から夕課外まで合わせて1日10時間ほど授業を受けていることになります。ここで私が学校教育の制度に日頃から思っていることは、もっと効率の良い授業をすることは出来ないのか。ということです。コロナ禍で集団で長い時間授業をすることが躊躇われる今だからこそ、今までの学校教育を変化させるチャンスなのでは。と考えます。
ここからは主観が多く含まれますが、私は、高校の授業は先生の自己満足の部分がとても多いと考えます。長く、子供たちに伝えることを目的としない、ただの行為としての授業を行う先生がとても多く、学ぶことの楽しさを失わせてしまう場合も少なくないのではないでしょうか。そして、そうような意味の無い授業をしていても、それを監視する人がおらず、長年自己満足の授業をしておられる先生が多くいらっしゃいます。1度先生になったらそこで教え方を学ぶ機会を自分から得ようとせず、そのまま、自己流を貫く。そんな先生に当たってしまうと生徒に不利益が生じてしまうと考えます。
学校の授業で得られないものを得ようとすると、やはり外部の、映像授業を受けられる塾や個別指導という選択が主流なのではないでしょうか。私 もスタディーサプリというアプリで映像授業が見られるものと、個別指導塾に加入しています。
そして、映像授業を見て私が思ったことは学校の授業に比べてとても要点が分かりやすく、面白い。ということと、内容は濃いのに授業時間が学校の授業に比べてとても短いということです。私の周りでも多くの生徒が塾やアプリなどで映像授業を見ています。
つまり、多くの生徒がとても長い時間拘束される学校教育を受けた後に、同じ単元の映像授業をもう一度見て、そこで初めてその単元を理解しているということです。
ここでひとつの疑問が生まれます。
学校教育の果たしている役割はなんだろう。ということです。
もちろん学校に行くことで友達や先生と接し、社会性を育てるという目的において学校とはとても有意義な場所だと思います。ですが、教育という面においてはまだまだ改善すべき点が残っているのではないでしょうか。
教師の雇用の問題や、いろいろな問題を考えず、理想だけを語ると、一律で全員映像授業を見るというのもひとつの方法だと思います。そうすることによって、担当の先生によって生じる受けられる教育の不平等をなくすことに繋がると思います。また、授業時間の短縮にもつながり、10時間の授業を5時間で済ますことができるようになり、また、帰宅後の勉強の効率も大幅に上がると思います。もちろん、勉強の効率が上がるのは、生徒の勉強への意欲があることが前提ですが、勉強への意欲がない生徒を長時間授業で学校に拘束したとしても、大して学力面で結果は出ないのでは無いでしょうか。
また、コロナ対策という面でも、映像授業はメリットが多いと考えます。なにしろ短時間で授業をすますことが出来ますし、リモートでも授業を受けることもできるからです。
ここまで映像授業のメリットについて語って来ましたが、映像授業が出来なくても、学校教育にはまだ改善できる点が多く残っていると思います。そして、映像授業の例から分かるように、学校の授業は、内容を濃くすることでより短時間に効率的に行うことができます。このコロナ禍で学校教育をよりよく変えるきっかけを作ることができると思います。