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ちいさなたからものと過ごす日々

~ちょうじょちゃんのメッセージ~

 夏休みは親にとっては過酷なシーズンだ。働いているママにとっても、お家にいるママにとっても。まずは本当にお疲れ様でしたと全国の戦友(子育てを頑張っているママ&パパ)たちにお伝えしたい。
早く学校が始まってほしい、というか給食が始まってほしい、、、。何度もくじけそうな時にそう思ったことか。給食を作ってくださっている学校給食を出してくださっていた方々は神様だった。そして現在じじょちゃんに保育園で給食を出してくださっている調理さんは神様である。感謝しかない。毎日本当に有り難うございます。

朝五時半とか六時前に起床してお弁当と朝食の準備して
全員が遅刻しないように支度を促しながら自分も支度して時間内に出勤するのは本当に過酷なミッションである。遅刻せずに何とか出勤できたのは奇跡としかいいようがない。毎日早起きしているのに何でギリギリになるんだろう?と、私自身も疑問に思うのだけど小さな子供が二人いると何かしら小さな事件が起きてギリギリになるのだ。

私はフルタイム週5で働いているので、夏休みだからといってちょうじょちゃんはおうちでのんびりしていられない。基本学童でお世話になっている。そしてお弁当を持たせている。彼女が、お家にいる日はパパが在宅ワークの時と私が休みのときなのだけど、私が休みの時はじじょちゃんも休みなのでゆっくり会話できる時間はあまりない。旦那さんと分担しても休みの日は溜まっていく家事とご飯の支度と夏休みの宿題の進捗を子供たちの生活の見てほぼ終了する。
そんな毎日のなかで、ちょうじょちゃんは私の多忙さや余裕のなさを見て、「ママはたいへんそうだなぁ、がんばっているんだなぁ」と思ってくれていたようだ。

 ある日突然お布団に一緒に入って、めずらしくじじょちゃんが先に寝たときに、(普段は保育園はお昼寝がある影響で、じじょちゃんはなかなか寝てくれないため、ちょうじょちゃんが先に寝落ちするのだ。)
「ままぁ、げんかんのボードみた?」と突然聞いてきた。
「玄関のボードってなに?」と聞くとちょっと寂しそうに「みてなかったんだぁ」というから「チャレンジのおまけのがおいてあるのは知っていたけど中身は読んでいなかったよ。なにか書いたの?」と聞いた。

「ママにさいきんメッセージかいていたの。ママまいにちがんばっているから。きのうのメッセージもよんでなかったんだ。しょっくー」といってきた。パパが在宅勤務で学童をお休みして家にいたここ何日か私に向けて玄関にメッセージを残していたらしい。

「えぇ、書いたならいってよ。せっかく書いてくれたなら昨日のメッセージも見たかったよ。ショックー」と返すと「もう、けしちゃったよ。でも、またかくから、だいじょうぶだよ。」と、優しい言葉を掛けてくれた。

もう、私も起き上がって玄関のメッセージを確認する体力は残っていなかったから「今日書いてくれたのも明日見るからね」と言うと、「うん、またかくからみてね。」といって、ちょうじょちゃんは眠りに落ちていった。

 怒ってばかりであんまり良いママじゃないのに、認めてくれて優しくしてくれて有り難う。とちょうじょちゃんの寝顔に呟きながら、私も幸福な眠りに落ちていった。


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