「時間がないからまた今度にします」さてどうする?
こんにちは、Rikakoです!
「時間がないからまた今度にさせてください」「時間がないからこなせないかも」
セールスやクロージング時によく聞く言葉ですよね。
あなたなら、この返答があったときにどのように切り返しますか?
実はこれ、単に
①「今の私には『時間がない』と思い込んでいます」
もしくは、
②「(その対象について)それを今の時間のなかで優先するほどではないから、今度にさせてください」
「それをこなすために時間を作るほど優先順位高くないんですよね〜」
と仰っているんです。
言葉の裏を読んだニーズですね。
でも、このニーズは「顕在的ニーズ」です。
「潜在的ニーズ」は本人も上手く隠していることがあったり、自覚できなかったりします。
潜在的ニーズを自覚しづらくする思い込みを外し、
その方の最終的なゴールや理想を引き出すことができれば
潜在的ニーズによって、時間の問題は解決されます。
(※本当にそのサービスや物事が「やりたいこと」であることが前提です)
①「今の私には『時間がない』と思い込んでいる」
『時間がない』
これって、本当なんでしょうか?
本当は、
『時間はその人の気持ちによっていくらでも伸び縮みします』
確かにいらっしゃいます。
5人の子供のママで育児で1日が終わってしまう。
仕事と親の介護のWワーク状態。
こういった場合は、『時間は伸び縮みしますよ!』と言われても
状態への理解のなさにイラつくか、何も響かないかだと思います。
その場合は無理にお勧めはできないのですが
(ご自身を労る時間を作っていただきたいですしね)
『時間ないわ〜』と思っている大半の方は、時間はあります。
「これはやりたい!」
「これはもうやりたくない!こんな現状はもう嫌だ!」
こういった気持ち(自分の価値観や選びたいこと)を大切にして、それに基づいてチャレンジしてみるんです。
そうすると「これは時間的に無理でしょ・・・」と思っていたはずが意外にこなせてしまいます。
こなせてしまった時には気づきにくいのですが、
・本当にやりたい!(あるいはこうはなりたくない)
・やりたいに基づいて予定や時間を押さえてしまう
と時間が伸び縮みして帳尻が合うようになります。
まず、時間ってこういうもんなんだ、が大事です。
②「今の時間のなかで優先するほどではないから、今度にさせてください」
優先順位として、今の1日のスケジュールを変えるほどにはそのサービスや物事を欲していないこともあります。
でも、あるサービスや物事に目を止めていて「でも時間がないし・・・」と考えている時点で、
何らかの「潜在的ニーズ」を持っていないとおかしいんです。
その潜在的ニーズを
・見たくない
・気づいちゃったら、動かないといけない
から見えなくしているんです。
人って変化を嫌う動物なんですよね。
それが良い変化だとしてもストレスになります。
だから、身体がまず変化を察知してそれを止めようとし、
そのもっともらしい言い訳として「時間がありませんから」を出すんです。
これを客観的視点からみるとこうなります。
・無意識にだらっとしている時間がどんな人でも1〜3時間はある
(疲れ切っている人の「だらっとする時間」また別です)
・惰性で優先しているタスクや物事もある
(これをやらないと決めると時間ができる)
「時間はある」んですよね。
あとはそれをご本人にどう理解してもらえるか、の視点になります。
「今って1日どんなふうに過ごされていますか?」と聞いてみる
ご本人に気づいていただくために
「今って1日どんなふうに過ごされていますか?」とお尋ねすることがあります。
最初は取り止めもなくで良いんです。
1日を振り返っていただきます。
(私も含め)自分の過ごしている時間って案外盲点です。
自分では「こんなに忙しいのに・・!」「大変だわ!」と思っていることも
人聞かれて客観的に自分のスケジュールを見ると、
・youtubeやSNSに2時間取られてる
・夫や友達に愚痴を言うのに1時間使ってる
・この時間帯、やることが浮かばなくていつもぼーっとしてるな
・この時間っている?
・悩むことに時間使ってた!
など、気づくことがたくさん出てきます。
「やりたいこと」を完璧にやろうとしない
「私、時間あったわ!」と気づいたところでもう一つ大事なのは、
やりたいことを完璧にやろうとしないこと、です。
受けたい講座のすべてのカリキュラムに出ようとする方がいます。
(それも、アーカイブもあるのにすべてオンタイムで出ようとする)
すべてのカリキュラムに出ようとすると、
損する感覚はカバーできますが、時間は消費されます。
「損したくない!焦る!」という気持ちを解消するために時間を無駄にしているのが分かるでしょうか?
自分が本当に得たかったことに集中していないので、時間を消費した挙句得たいことを得られません。
(過去の私です・・・)
そのサービスを受けるとき、物事を進めるとき
「自分がそれで得たいものは何なの?」を明確にします。
明確にした上で「それを得られたら充分モトは取れる」「得たいところだけで充分」という意識を持つんです。
そうすると、「時間がない」で尻込みすることもなくなります。
こういった部分を「時間がないです」とおっしゃる方にもお伝えすると
安心して変化を起こせるし、
優しく背中を押せます。