【音声配信】自分の声が嫌いな理由と好きになる方法
■自分の声に自信が持てないと感じていませんか?
音声配信をする上で、1つのハードルになるのが「自分の声が嫌い」という気持ちです。とある意識調査によれば、自分の声が嫌いな人は80%という結果も出ています。これだけ多くの人が自分の声を「嫌い」と感じるのか?
科学的な根拠と改善方法をお話します。
■自分の声が嫌いなのは『音の伝わり方が違うから』
自分の声が好きになれないのは、 音の伝わり方が違うからです。他人の声と違い、自分の声は骨から直接伝わるから(骨伝導)と言われています。
※骨伝導… 声が骨を伝わって聞こえること
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*音の伝わり方*
音を伝えているのは、物体の振動によって発生する「波」です。この波が人の耳にある鼓膜を振動させ、その振動によって発生した信号を脳が「音」に変換することで、人は音を認識します。
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私たちが他人の声を聴く時は、 主に空気の振動を捉えて音にしていますが、
自分の声を聞くときは、 頭蓋骨が直接音を拾います。そのため、自分の声だけ他の人とは違い、 響きの豊かな声に聞こえています。
例えば、おせんべいを食べる時、人が食べてる音と自分が食べている音を比べてみてください。ちょっと音が違って聞こえているはずです。
だから、録音した声を聞くと骨伝導が弱くなり、「自分の声じゃない!」と驚いたり、違和感を強く感じたりします。
■コンプレックスと考えるか強みと捉えるか
理屈は分かったけど、それでも私は自分の声が嫌いだ!という方もいらっしゃることと思います。でも、それだけじゃもったいないと私は思います。
だってあなたの声ーそれは他の人にはない、あなただけのものだからです。
自分の声がコンプレックスと感じても、自分の声を強みとして活かしている人はたくさんいらっしゃいます。声優さんはまさに自分の声を強みとして活躍されていますよね。ポジティブに考えれば声はあなたの魅力の1つと言えます。
■自分の声を好きになる方法
自分の声が好きになる(嫌いから卒業する)ためには「自分の声を知る」ことが必要不可欠です。ですので、まずは自分の声を聞いてください。
聞きたくない!と思う方もいるかもしれませんが、ここが第一歩なので是非一歩を踏み出してください。
■第一歩として音声配信はピッタリ!
今はスマホが1台あれば自分で音声配信ができる時代です。
しかもデジタル音痴な私でも簡単に始められる位シンプルで分かりやすい設計になっています。
自分の声を収録して発信することで、周りからどのように聞こえてるかを是非客観的に観察してみて下さい。
自分が嫌いだと思っていても、周りの人からは「聞きやすい」「また聞きたい」と思ってもらえたりします(私の経験談です)。
私が音声配信をしてから感じたことですが、自分の声を知ることは、自分を知ることにも繋がります。調子が良くないときはどこか声が沈んで聞こえるし、良いことがあった日は元気に聞こえる…等。声を聞くことで、自分とも向き合えると感じてます。
■自分の声に慣れたら改善のチャンス!
初めは抵抗があっても、自分の声を聞き続けることで徐々に声に慣れてきます。慣れることで「生理的に受け付けない」という感情から「この話し方は変えたほうがいいな」と冷静に自分の声を分析できるようになってきます。自分の声や話し方の特徴をメモしていくと、自分の声の特徴、特に改善したいところがわかりますよ。
例えば、
・声が低くて聞き取りづらい
・滑舌が悪い
・早口になりがち 等
色々と出てくると思います。ここまで分かれば、後は一つずつ改善していきましょう。例えば、声が低くなるのであれば短いトークを繰り返し聞いて笑声(えごえ)になるよう話す練習をしてみたり、滑舌が悪いのであれば、滑舌が良くなる訓練(早口言葉など)を継続してみましょう。
一つ一つ改善させていくことで自然と声に対するコンプレックスが消えていきます。
■まとめ
いかがでしたか。自分の声に対してコンプレックスを感じている方は
意外とたくさんいらっしゃいます。
でも、自分の声が苦手なのは、自分の声を聞き慣れていないからです。
もし、声が特徴的で好きになれないという方がいたらそれはあなたの
個性です。大事にしてあげてくださいね。
声の使い方、話し方は繰り返し自分の声を聞くことでよりよくすることができます。自分の声を敬遠せず、好きになるきっかけを作っていただけると嬉しいです。
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