らぴす

読書と料理が好き。 とあるきっかけから英文を読むことにハマり、かつて翻訳でしか読めなかった英語圏の名作をネットで読むのが趣味です。著作権が切れているとテキストがいくらでもネットで購読できるのがとてもありがたいですね。あとはネットで怪談などの朗読を聴くのにもハマってます。

らぴす

読書と料理が好き。 とあるきっかけから英文を読むことにハマり、かつて翻訳でしか読めなかった英語圏の名作をネットで読むのが趣味です。著作権が切れているとテキストがいくらでもネットで購読できるのがとてもありがたいですね。あとはネットで怪談などの朗読を聴くのにもハマってます。

最近の記事

わたしの目の話

今の世の中には「ハラ」がたくさんある。 セクハラ。 パワハラ。 アカハラ。 ドクハラ。 モラハラ。 モラハラ、という「ハラ」があることはつい最近知った。 どういう「ハラ」かを調べて見たが、パワハラとの区別がよくわからず、ちとややこしかった。 いずれも和製英語であり、不穏な気配をはらむ言葉たちである。 できれば関わり合いになりたくはない。 しかし、自分が加害者側にならぬよう気をつけることはできても、被害者側になるのを避けられない場合はある。わたし自身も、自ら望んだわけでは

    • 砂色の蛙(後編)

      おなかいっぱいごはんを食べ、体にしっかり膏薬を塗っていたおかげで、一日目は楽なものでした。 ぎらぎらのお日さまが沈んで空気が涼しくなり始めるころ、砂蛙は小さな岩の陰にキラリと赤く光るものをみつけました。 近づいてみると、それは珊瑚のように赤い色をした、とてもとても小さな蛇でした。 蛇は蛙の天敵ですが、この蛇は体が小さい上たいそう弱っているようすでしたから、砂蛙はためらいなくそれのすぐ近くに歩み寄りました。 砂蛙に気づいた蛇は、苦しそうなシューシュー声で呻くように言いました。

      • 砂色の蛙(前篇)

        昔のテキストファイルを色々引っ張り出していたら、随分以前に書いた自作の童話が出てきた。 童話や児童文学には幼い頃から親しんできた。たぶんわたしが一番好きな文学のジャンルである。グリム、ペロー、ハウフ、アファナーシェフ。国ごとに民話や童話、創作児童文学を集めた「世界童話大系」という大部のシリーズが家にどどんとあり、自然にそういうものの好きな子どもに育っていったのだと思う。 それにしてもこのシリーズ、古いものだから、旧表記・旧仮名遣いなのである。背表紙に書かれている国の名前も

        • 母の手紙

          過去の要らなくなった書類等々を整理整頓していると、ひょっこり面白いものが出てきた。 私が息子(次男)に当てて書いた手紙である。 あれえ? こんなものいつ書いたんだろう。 きれいさっぱり記憶にない。 封筒も便箋もかなり古ぼけて色褪せている。 興味津々文面を読んでいくうちに、思わず口元が緩んできた。 けっこういいこと書いてるじゃない私。 今はりっぱなおっさん(は可哀想か)になってしまったわが子が中学受験に合格した時に、彼に当てて書いたものだった。 内容は全く憶えていなかったが、

          何を最初に書きましょう。

          何を最初に書きましょう。 初めての記事、ちょっと悩んでしまいます。 文章を書くのは大好きでいろいろ書いてきましたが、初めてのコンテンツ(mixiとかblogとかtwitterとか)に最初の記事を書くのはけっこう緊張するものです。 とりあえず料理が好きなので、今夜の晩ごはんから一品を紹介することにしました。 と言っても私のオリジナルではなく、とあるYou Tubeチャンネルさんで紹介してくださっていたレシピを参考に作らせていただきました。 コーンごはん。 コストコで

          何を最初に書きましょう。