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大家さんまたは管理会社からの家賃の値上げ要求を拒否する方法(文例つき)


大家さんまたは管理会社からの家賃の値上げ要求は断れる?

アパートの更新契約のとき,家賃が値上げされた経験のある方、いらっしゃると思うんですが,私も過去に大手の不動産管理会社が管理する賃貸アパートに住んでて,値上げ要求されました。

 でも,実際に値上げをのんで、値上げされたことは,ありません

大家さんまたは管理会社からの家賃の値上げは単に「更新後の賃料◯◯円に値上げさせていただきます」と決定事項のように書いてあるので、これに従わなければならないように思ってしまう方があまりに多いように思います。

  ですが・・これはあまりにもったいない!!

 ご存じない方が多いんですけれども,借りてる方がOKしなければ、基本的に家賃を値上げすることはできないのです。値上げが不当であると思うなら、承諾しなければよいのです。


大家さんまたは管理会社から一方的な値上げ要求を承諾し続けると家賃が大変なことに

 私は大手の不動産管理会社が管理する2DKアパートに6年ほど住んでいました。

 住み始めたときは新築で,家賃は5万5千円。

 これがもうちょっと都会なら,1.5倍はするところなんですが,田舎なので,付近の相場からすると,少し高いかなくらいの家賃でした。

 契約は2年で更新でした。2年毎に更新契約書がくるのですが,更新のたびに「家賃をすこし値上げさせていただきます」という一方的な内容で,値上げされた家賃がすでに印刷された文書を送りつけてきて,同意書にサインして送り返してほしいという内容になっていました。

 入居した新築のときよりもどんどん家賃が上がっていくということなんですよね。このまま10年住めば5回の更新で合計一万円も値上げされてしまうのです。
この円安・物価高・増税時代に、庶民は苦しんでいるというのに、家賃負担までもが大きくなってしまうのは、考えてみると恐ろしいことです。
 私が住んでいた地域は空き家だらけの過疎地で、年々人口が減っていくような場所だったので、客観的に見て、値上げの要素はない。あたりまえですが新築で入居したときより建物も古くなってるし。
この値上げはおかしいぞ、と思いました。

 さらに驚いたことに、同じ建物の新規入居募集を賃貸のサイトで調べてみると、5万3千円という安い価格で募集されているではありませんか。
要するに、新規に入居する人は安い家賃で入居させ、長く住み続けた人にはどんどん家賃を上げていくというビジネスモデルなんですね。
 こういうやり方をするところは少なくないようです。

 これが送られてきた更新内容の文書です。自分でコピーしていたので白黒です(原本はカラーでした)。

家賃値上げ拒否する前

右ページが同意書になっていて,サインして送り返すようになっていました。

わたしは以下に詳しく記載するようなやり方でこの値上げ要求をを拒否しました。

その結果の更新内容の通知がこちらです。
めでたく据え置きの家賃が印字されています(*´∀`*)

家賃値上げ拒否した後

これにより私は6年間ずっと入ったときの家賃のままで住み続けました。
同じアパートの他の住人は2年毎の更新があるたびに値上げされ,私と同じ条件の部屋で6万円以上の家賃をはらっていたようです。
もし値上げ要求をのんで住み続けると、最初の値上げ要求からの4年間で差額は14万円以上です。更新時の値上げに同意し続けてもっと長く住んだら、その差はとんでもない額になっていたことでしょう。

以下に実際に断った方法、手紙文の文例、最も決定的な説得のポイント、コピーして使える文例などを詳細に記述しています。
家賃の値上げ要求をされてお困りの方のお役に立てることと思います。

なお、私の場合は職業柄法律知識があるので、さほど抵抗はありませんでしたが、普段法律とあまりなじみがない方には、管理会社や大家さんに面と向かって話をするのはやや抵抗があると感じるかもしれません。

そのような方にこそ、以下に挙げる文例を使っていただきたいのです。

文書を送って値上げ拒否の意思を表明してしまえば、拒否したという意思表示は明確になっているのですから、たとえあとで担当者から電話などで直接話すことになったとしても、心理的負担は格段に軽くなるでしょう。

原則論と私が実際に断った方法

大家さんまたは管理会社との関係性に応じて

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