『ホームレス中学生』田村氏のお母さんと思春期について
こんにちは、フリー保育士のあいかです。
先日、現在受けているある講座で、「ホームレス中学生の母親」というワードが出てきました。
子どもの思春期について勉強しているところでの話題です。
田村氏が極限状態でもなぜ万引きをしなかったのか?
その理由が、幼少期のお母さんとの思い出にあるというお話でした。
今回は、そんな「ホームレス中学生」をただ読むのではなく、この講座でも仰っていたように、著者田村氏の「お母さん」がどんな方なのかを楽しみに読むことにしました。
↓↓↓
一緒に手を繋いでスーパーから帰ったこと。
いつも一緒に寝ていたあの部屋。
お風呂で休むことなく、肩からお湯をかけてくれた温もり。
一部を引用させていただきましたが、思春期の子どもがじぶんを見失わずに過ごせるためには、幼少期のこういったやり取りがとても大事になってくるんだそうです。
具体的に言うと、
お風呂に一緒に入ること
親子でお風呂に入れるのは、せいぜい10歳くらいまでのことだと思います。(それ以降は子どものプライバシーを守るためにもやめた方が良いとも言われています)
人生のうちたったの10年です。
現代の方々はとにかく忙しい日々を送っています。
お母さんお父さん共働きで育児をされていたら、担当や交代制でお風呂の時間を過ごしているかもしれません。
もしくはお子さんが大きくなってくると、兄弟同士で「ちゃちゃっとお風呂入っちゃいなさい!」という状況のおうちも多いのではないでしょうか。
…それが決して悪いことではなく、それらを否定しているわけではないということを最初にお伝えしておきます。
ただ、"お風呂に一緒に入る"というたったこれだけのことなのですが、そのことに関する今後の発達への影響や大切さ、お子さんの気持ちを少しでも知ってほしいなあと思い、ここに記しておきます。
お風呂に入る意味は、もちろん清潔な体を保つためですよね。
しかし、お母さんと一緒にお風呂に入り、お湯をかけてあげたり、たわいもない話に笑ったりすることだけで、もうその意味は十分成し遂げられているんだと感じました。
極端な話、綺麗に洗ってあげなくたっていいんです。
お子さん自身は、体が綺麗になるだけでなく、心もお母さんの温もりによって綺麗に洗われているんだと感じました。
その時はそれにどんな意味があるかなんて、今後どんな影響があるかなんて分かりませんし、思春期に、こんな幼少期のことが関係しているなんて…と思われるかもしれません。
もしくは、もう大きくなっちゃってたから手遅れだ…と思われる方もいるかもしれません。
しかし、どんなに時が経っても子育てに遅すぎることはないとわたしは思っています。
過去は変えられないですし、物心ついてからの衝撃的な現実を消し去ることは不可能かもしれませんが、一度気がついた今から、いくらでも愛を伝えることは可能です。
お子さんは、「イヤイヤ」してても、「キライ」と言っても、「くそばばあ」と無視しても、お母さんのことが大スキなんですからね。
その子に意見するのではなく、ただ話を聞いあげること。
これが愛であり、本当に大切なことなのではないかと思っています。
今回も、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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