ようこそ!東洋医学の世界へ。気血水とは?
こんにちは。
LAOSI の店主、薬剤師の松浦です。
さて、ようやく東洋医学の入り口へ入っていきましょう。
全然難しくないので、みなさん怖がらずについてきてくださいね。笑
とってもシンプルな『気、血、水』という概念。
これらが十分に作られて、体中を巡り、いらないものがきちんと排泄されることが健康な状態です。
これさえイメージできれば体質を把握するのにとっても便利です。
まずは、一番怪しさ満点の『気』から。
気は目に見えないし、「気功」的ななんだかスピリチュアル的な雰囲気ですが
実は一番馴染みのある日本語です。
元気、病気、やる気、気をつかう、気が強い、意気込み、気にする、気をつける、、、
などなど。
あなたも、毎日「気」という言葉を何回もつかっているはず。
実はすでにみなさんの気の使い手です。
イメージしやすいように車に例えてみましょう。
気は『エンジン』です。動力ですね。体を動かすためのエネルギーという
イメージです。
次に、『血』(けつ)
私たちがイメージする血液そのものより、もっと大きな括りです。
栄養分というイメージ。
車で言うと、『ガソリン』ですね。これがないと動けません。
最後に、『水』(すい)
血以外の液体を指します。汗や尿、リンパ液とか体液ですね。
車では冷却装置の『ラジエーター』にあたります。
なんとなくイメージできましたか?
車が、これらが揃わないときちんと走れないように人間の体も気血水が
必要不可欠です。
これらが足りていないことを虚と言います。
つまり、
・気が足りない(エンジンかからない)→気虚
・血が足りない(ガス欠)→血虚
・水が足りない(オーバーヒート)→陰虚(潤いのことを陰と表します)
また、きちんと巡らず詰まってしまう状態を滞と言います。(排泄されない)
・気が詰まっちゃう(つまり我慢している。ストレス状態)→気滞
・血が詰まる、流れが悪い→瘀血(おけつ)
・水が溜まる→水滞
大体大まかに分けてこのようなタイプに分かれます。
必ずしも一つではなく何個も当てはまる人がほとんどです。
次は、この気血水を動かしたり作ったりする「五臓」の働きをできるだけ
イメージしやすく簡単に解説していきますのでお楽しみに。