ラオス料理とは?
昔、旅行会社のガイドとして観光客の案内をしていた時の話です。
ツアーの最後に「何が一番美味しかったか?」と尋ねたら、9割の人がカオ・ニャオ、もち米と答えました。
料理よりも主食に感動を覚えたのは意外でしたが、ラオス人自身、自分たちをルーク・カオ・ニャオ(もち米の子)と言うほど、もち米をこよなく愛しています。
そのような逸話はさておき。伝統的なラオス料理をみてみると、そこには「もち米を中心に据え、その風土から生まれた食品を素材に料理を発展させている」という料理体系があるように思えてきました。
これをラオス料理の「仮」定義として、話を進めてみようと思います。