「食べれる森」で育っている品目一覧を紹介します
※トップの写真は近くの村の本当の森で、完成イメージです
先日スタッフのペッがポツリと言った
「来年キャッサバ植えてもちょっとしかならないかもしれない・・・」
実はキャッサバ芋は5年で土がダメになるとも言われていて、大事な生活の収入源の一つであるキャッサバがダメになるってことは彼らには結構な死活問題。やっぱり食べれる森の取り組みは大事だな!そう思えてきました。
とうことで、久しく食べれる森の投稿をしていなかったですが、久しぶりに投稿。うまく根がつくもの、つかないもの、虫にたべられてしまうものなどがあり、徐々に何が土地にあって、どうやって育っていくかわかってきました。
で、近々取り組みを発表しようかな〜って準備もあって、改めて簡単に写真で整理していました。そしたら中々壮観だったので食べれる森で育ってるもの、育つものの一部を紹介します。
さぁ〜っと流し見るだけでも中々色々あって面白いですよ〜
ちなみに現状はまだまだ森というには及びませんが、それでもぼちぼち色々と根をつけてます。
では育っているもの一覧ご覧ください。
レモングラス
雑草のように育つほど土地にあってます。香りは2種類あって、レモングラスっぽくないやつの香りが結構好き。以前も書きましたが、ウィスキーのレモングラスティー割にはまってます。シルクを加工するのにもこのレモングラスの蒸留水をふんだんに使用中〜
バナナ
最近日本でもバナナ流行っているみたいですね〜。ハウスなど作らなくても、こちらでは完全自然栽培で美味しいバナナがなりますよ〜。カオトムにも使うしラオスにはなくてはならない植物。バナナパウダーに蒸した赤いバナナは最高です。
バジル(ラオ・タイ)
小ぶりのラオバジルも土によくあってますね〜。シードは水につけるとスーパーフード(スーパーフードってなんやねん!と思いつつ・・・)としてたべれます。肉食べるときに欠かせない存在。乾燥させてドライバジルも色々と使えますね〜
マンゴー
言わずと知れたマンゴー。こちらのは小ぶりなんです。甘すぎず個人的には大好きな味。だけど、マンゴーは実るまで3年は辛抱だそう。。。
ガランガル
別名カー。トムヤムクンとかに入っているやつです。私はこの花が好きで注目の食材。香りが高く辛い。油に味を写しても美味しい!現地の人は蒸してたべます。
キンノイ(ラオ生姜)
小さくて辛くて強い生姜。原産地とも言われるラオスならではのオススメの一つ。触ってるだけで体があったかくなったり、逆流性食道炎が治ったって話もあったりします。カレー作るのにこの生姜使ったら他の生姜使えないくらい。
紫色のトウモロコシ
先日も記事にした紫色のトウモロコシ。多分かなり原種に近いやつで、日本のスイートコーンのように甘くないですが、ポリフェノールいっぱいのトウモロコシ。パウダーにしてお菓子作りなどに使います。
パッションフルーツ
南国のビタミン補給に最適な果物の一つ。
酸っぱいけど美味しい!癖になります。
黒生姜
こちらもラオス原産と言われる植物。食材というよりは生薬といったほうがいいでしょう。山岳民族の胃腸薬です。そのまま食べるかお酒に入れて抽出して飲むかをやってますが、サソリに刺された時もこれで解毒したりするらしい。。。パウダーにしてコーヒーに入れると意外と癖になる味。
パパイヤ
パパイン酵素たっぷりと人気の青パパイヤ。これも種類がいくつかあるようです。実は草なので成長が早く植えた年か翌年には実をいただくことができます。こちらではやっぱりパパイヤサラダが人気です。
パッションフラワー
自然の精神安定剤と言われるパッションフラワー。実体験でいうと、若い芽を食べると本当に頭痛が治ったりします。実をたべても美味しいですが、リラックスできるハーブティーがオススメ。
バタフライピー
青い色が綺麗なバタフライピー。とっても綺麗な青いお茶ができるので目でも楽しめます。酸度で色が変わるのも面白い。お米炊くときに一緒に入れると青いご飯ができて面白いですよ!
タマリンド
タマリンドジュースは是非日本の夏にも飲んでもらいたい一つ。梅干しと干し柿の間のような味がするんですが、ジュースにすると結構はまります。私は暑い時期には毎日飲んでました。炭酸で割るともっと美味しいはず。もちろんカレーとも相性バッチリですよね。
パイナップル
ラオスのパイナップルは甘さ控えめですが、美味しいです。ドライパインを無調整の豆乳に入れるだけで見事にヨーグルトができるくらい生きてます。
ワイルドアーモンド
前回固形にしたあのナッツの名前はワイルドアーモンドだそうです。これはこのままより以前の記事のように、焼いて固めて削ってご飯のお供にするのが最高に美味しいです。
カシューナッツ
これもまだ2年は実をつけないそうですが、完全自然栽培なので皮ごと食べれるカシューナッツができます。近くの農園でも自然栽培のカシューナッツ作っているので実る頃に行って食べてみます。美味しいようなら日本にもお届けしたいと思ってます。
ターメリック
ターメリックはこちらの人はあまりたべないようです。どちらかというと邪気を払うために、聖水を作ったりしてます。(今の村ではあまりそんなことも聞かないですが・・・)が土地にあっていて育ちやすいです。
他にも色々
と、だいたい20種類くらい紹介しましたがこれらがひとまず現地の収入源にもなりそうな植物ですね。他にもローゼルやコーヒー、落花生、唐辛子、陸稲なども土地にあっているようです。
そんなわけで、
土の改良もせずに雨だけで育つ。
少量多品種で極力人の手を加えずに育つ。
そんな土がダメにならず、循環する「食べれる森」作り、来年に向けて少し本格的に始動しようと思っています。来年スタッフがキャッサバ芋を植える前に、支援していただける・応援していただける方を近々募集する予定ですのでまた是非みなさま応援いただけると嬉しい限りです。