青いバナナは繋ぎがなくても繋がるか?ガレット作りを通じて学ぶ
きっかけは昨夜の電話
愛する日本の妻から電話があった。
「キャッサバ採れるならガレット作って見たら?」
さすが我が家のシェフ長。
脈絡もなく、突然の提案。
なんとも素敵なアイデアだ。
ただ問題があった。
キャッサバはすでに2月にはほとんど全ての農場で収穫を終えてしまっていたのだ。
そしてもう一つ問題が
「ガレットってなんやねん!」
そんな洒落たもん私が知るわけなかった。いや、聞いたことはあるんやで。。。
で話を聴くと、ジャガイモで作っているシーンをライブで見せてくれた。「ほうほう。これは面白そうだ。」
「キャッサバはないけど、青バナナで出来るんじゃないか?」
そんなやり取りをしているうちにすぐにでも作りたい衝動に狩られたけど、
さすがに夜中だったので、ゆっくり寝て翌日に持ち越すことに
バナナガレット作り開始
で、今朝早速農場の青バナナをカット。
可愛いバナナ。クワイディッ(プ)
このバナナの皮を手で剥いて・・・とはいかないので皮をカット
これをスライサーがないので、包丁でせんぎり(?)に。
バナナが青いうちはかなり嫌な汁がでる。
バナナが外敵から守るための苦い汁。
「外敵から守るってことはポリフェノールたっぷりなのだろうか?
カテキン?フラボノイド?カロチノイド?・・・なんなんだろう?
だったら抗酸化作用もあるし体にも良さそうだな。」
と訳のわからんことをつぶやきながら
無事にカット完了。
包丁での適当なカットなので太いのとまばらなのは目を瞑っていただくとして、ディルとバジル、ニンニクを投入。あとは塩と胡椒。ディルとバジルはなくてもいいんだけど、なんとなく思いついたので入れてしまった。
繋ぎは入れるか入れないか?
で、本題。
バナナにもでんぷん質はある。
ジャガイモで作る際もジャガイモでんぷんで作るらしいけど、小麦粉や片栗粉を入れたりもするらしい。
米粉やキャッサバでんぷんはあるから、それを入れてもいいのだけど・・・
せっかくなのでバナナのポテンシャルにかけてみることにした。
なんとなく切った時にでる汁ですでに繋がっている気がしたからだ。
いつも結局なるべくプラスしない思考が働いてしまうのは、きっとラオス生活が長いからだろう。
青バナナガレット作りに挑戦
ということで、油を熱する。今回はココナッツオイルを使用してみた。
油が温まったら先ほどの千切りバナナの塊を投入。
形を整えて、ググッと抑えつける感じで繋げたあとは、弱火でじっくり焼く。
「(中に具をはさんでサンドするなら)iphone5くらいのサイズがいいよ」
というアドバイスに乗っ取るつもりだったけど、結局ipadmini程度の大きさになってしまった。厚さは1cm程度。まずはプレーンなのを作るってことでよしとする。
で、10分ほど弱火でじっくり焼いたあと、いよいよ緊張の一瞬。
無事に繋がっているか?
エイっと反転。
おお!
見事繋がっていて、綺麗にひっくり返せました。
あとは裏面も弱火でじっくりと焼くことに。
オリーブオイルで少し香りづけし、完了。
結論
青いバナナはそれだけで繋ぐことが出来ます。
ディルやバジルは入れなくても良さそう。
もっと違うアレンジをしてみたい。
お味は?というと、初めてにしては大成功。
今回はプレーンでシンプルな料理にしましたが、中に何か入れたり、ソースを考えたりと色々とバリエーションが考えられますね。
嫁様の提案でチーズを入れたり高菜を入れたり、様々なソースの提案もありましたが、今回はその中で私の得意なトマトチャツネを選択。
初めてだったので、中に入れずに付け合わせる感じで別途チャチャッと作りました。
次回はiphoneサイズでサンドして、中に具を入れておやきみたいに作ってみようかな?
素敵な提案ありがとう。
マイバナナブームはまだしばらく続きそう。