見出し画像

甘く柔らかい保存食・乾燥蒸しバナナ

現地の先人の知恵はやはりすごい!
乾燥バナナは個人的にあまり好きでなかったのですが、これは美味しい!
甘くて長持ち。しかも柔らかい!
いつか近いうちに日本にも紹介したいです。
今の騒ぎが治ったら帰国しますので、その時にでも。

ということで、作り方を教わって見た。

1.バナナを干す

まず、バナナを買ってきて・・・・
な訳ないです。
ここではバナナが雑草のようになっているので、その辺から頃合いのいいものを入手。本当の天然バナナ。もちろん薬も使われていないので安心。
で、数日待つと黄色く色づくので頃合いを見て剥いて4つ割に。

画像1

なぜこういう並べ方なのかわわかりませんが、綺麗になれべたら天日干し。
ラオスの今は乾季。日中外気は30度を超え湿度は40%以下。
乾燥にはもってこいで、その状態で3日。

画像2

いい具合に乾燥し始めました。
触って見て少し柔らかいくらいで大丈夫。
いつも3日だそうですが、今回は少し干しすぎたようで、若干白さがで始めたそうです。
「2日でよかったかなぁ」とウォンさん。
自然相手なので毎度毎度少しづつ違うのは当たり前。

2.バナナを蒸す

通常のドライバナナと違うところがこの工程。
乾燥したバナナを蒸します
蒸し時間は量によって違うそうで、これも確認しながらです。
数十分くらいでしょうか?

画像3

時に蓋をあけ、中身と香りで確認。
赤く色づいてきたら、ひっくり返して、もうしばらく蒸します。
この時はちょっと干しすぎたかな?ということで若干ピンク色が見える程度でした。
まぁボペニャン(構わない)です

画像4

ちなみに蓋はやはりバナナの葉っぱ。
バナナの葉っぱには抗菌効果もあるので、よく米の保存にも使われるし、もち米のお供え物も、肉の発酵物もこの葉っぱで包みます。
肉の解体もバナナの葉っぱの上。

3.粗熱を冷まして完成

余談を話しているうちに完成です。
粗熱を冷ますためもう一度干します。
日陰でもいいよ。ということなので冷ます程度なのでしょう。

画像5

蒸した直後から少しづつ赤さが目立ってきました。
触ってもふにゃふにゃと柔らかい感じ。

画像6

完成です。
現地の人はこれをもち米に包んで、ココナッツ削りをかけたりしながら、お供え物のおやつを作ります。

このまま食べても非常に美味しい。
グラノーラに入れても美味しそうです。

画像7

いつか日本にも届けれるよう今しばらく研究してみよう。
ついでに合わせる他のフルーツや食材ないかも検討してみよう。
本日はラオスの甘くて柔らかい保存食の紹介でした。

いいなと思ったら応援しよう!

kohji 南ラオス自然農園
サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。