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OpenAIでAPIキーを取得する方法

この記事ではOpenAIでAPIキーを取得する方法のみを解説しています。
私の記事で自動化の解説するときの参照用として用意しておきます。

まず最初に

最初にOpenAIが何か?ChatGPTとどう違うのか?APIキーとは?という方に向けて説明します。必要ない方は先に進んでください。

ChatGPTについては説明する必要はないと思いますが、ひとことで言うと対話型のAIモデルです。こちらの質問にAIが答えてくれるわけですが、このAIモデルで一番有名なのがChatGPTと言っていいでしょう。

対話型のAIモデルにはそのほかにClaudeやGoogleが開発したGemini、マイクロソフトのCopilot、Meta(旧Facebook)のLlamaなどがあります。

で、話はChatGPTに戻りますが、ChatGPTの開発元がOpenAIという会社です。

多くの場合で、ChatGPTを使うときはChtGPTのサイトやアプリでプロンプトを入力して、その都度その回答を得るというやり方で使っていると思います。

この方法でも十分に便利にAIを活用することはできていますが、このChatGPTへの質問(プロンプト)とその回答が外部のアプリからも操作できたら、めちゃめちゃ便利になると思いませんか?

たとえば、あなたがメールを受信したとして、このメールへの返信をAIに作ってもらうとしましょう。

もし、あなたがChatGPTしか使わないとしたら、受信したメールの本文をChatGPTの画面にコピペして、「このメールへの返信文を作って下さい」などとプロンプトを入力して回答を待ちます。そして、その答えをコピーしてまたメールソフトへ戻り、貼り付けて、送信という流れになります。

でも、ChatGPTがメールソフトと連携したら、メールの受信を感知したら、そのメールに対する返信文をChatGPTが作成して、メールソフトから相手先へ返信まで自動的にやってくれるということが可能になります。

このケースでメールアプリとChatGPTを接続(連携)するために必要なものがAPIキーです。
普段ChatGPTを使っている人でも、APIキーを取得するためには別途手続きが必要になります。

ということで、OpenAIでAPIキーを取得するやり方を見ていきましょう。

OpenAIのサイトでサインアップする

APIキーを取得するためにOpenAIのサイトでサインアップして、アカウントを作成する必要がありますが、すでにChatGPTを使用していて、アカウントをお持ちなら、その必要はありません。
ChatGPTでログインするときのアカウントでOpenAIのサイトにログインできます。

ここでは、まだ何もアカウントがない人を対象に説明します。

OpenAIのサイトを開き、右上の「Sign up」をクリックします。

https://platform.openai.com/docs/overview

下図のようなウィンドウが開くので、メールアドレスを入力して続行します。
GoogleアカウントやMicrosoftのアカウントで作成することもできます。

メールアドレスから作成する場合はこのあとにパスワードを設定して続行します。

次に名前と生年月日を入力して規約に「同意する」ボタンを押します。

次に携帯電話の番号を入力して、認証をします。
左側に日本の国旗のマーク、その右が「+81」で始まっていることを確認して下さい。
携帯電話の番号は普通に「090」や「080」から入力して大丈夫です。

携帯電話に届いた6桁のCodeを入力するとサインアップは完了します。

これでログインされた状態になります。

クレジット残高をチャージしておく

私がOpenAIのアカウントを作成したときは、20ドル分のクレジットが提供されていたのですが、それが5ドルになって、今では全然提供されなくなってしまったようです。😩

なので、これから使う方は、はじめにクレジット残高をチャージしておく必要があります。

ただ、このAPIキーを利用するときに消費されるクレジットは非常に少ないのでチャージできる最低額の5ドル分だけでも相当使い倒せます。

クレジット残高をチャージするには画面右上の歯車ボタンをクリックして、設定画面を開きます。

次に左側のメニューから「Billing」を選びます。

今度は緑色の「Add payment details」ボタンをクリックして決済の設定を行います。

下の図は個人での利用か、会社での利用かを聞いています。どちらでも問題はないと思いますが、個人での利用なら上の「Individual」を選択します。

ここでカード番号や住所を入力して、クレジットカードの情報を登録しておきます。

登録されるとクレジット残高を購入できるようになります。
さきほども軽く触れましたが、購入するのは最低限の5ドルで十分です。
この残高には有効期限があるので、使いきれないと自動的に消失します。
なので、たくさんチャージすることのないように気をつけましょう。
なくなったら、また5ドルだけ足しておけば十分です。

残高をチャージするには「Add to credit balance」ボタンをクリックします。

下図のようなウィンドウが出てくるので、金額は$5にして続行します。

残高にチャージされたら、APIキーが使える状態になります。

APIキーの発行

APIキーを発行するには左側のサイドバーから「API Keys」のメニューをクリックします。
もし、見当たらなかったら、画面右上の「Dashboard」をクリックしてから左のサイドバーで探してみて下さい。

API Keysの画面が開いたらと右上にある「+ Create new secret key」というボタンを押します。

キーの名前を入れる画面が出てきますので、あとで見てもわかるような名前をつけておきます。
※試してみましたが、日本語でも大丈夫でした。日本語の方が分かりやすい方はそれでもいいと思います。

その他の設定はいじる必要はないので、そのまま「Create secret key」ボタンを押します。
※ここでは「Secret key(シークレットキー)」という名称になっていますが、APIキーと同じと考えてもらってOKです。

APIキー(シークレットキー)が発行されるのでこれをしっかりとコピーしておきます。
下の「Done」ボタンを押すと、このAPIキーは二度と表示されません。
忘れてしまった場合は、再度発行するしか方法はありません。

makeでChatGPTとのコネクションを設定する

APIキーの取得はここまでで完了ですが、私のNote記事ではmakeを活用した自動化を紹介しているので、ついでにここでmakeにおいてのChatGPTとのコネクションの作成方法をご紹介しておきます。

makeでChatGPTモジュールを追加したら、先ほど取得したAPIキーを使ってmakeからChatGPTへ接続を設定します。

makeではじめてChatGPTモジュールを追加したときには、下図のようにコネクションの作成を促すボタンが表示されます。

「Create a connection」ボタンをクリックします。

別ウィンドウが開くのでOpenAIのサイトで取得したAPIキーをペーストして「Save」ボタンをクリックします。
一番上のコネクション名の欄には好きな名前を入れることができます。

一度作成したコネクションは他のシナリオでも使うことができます。
逆にシナリオごとに別々のAPIキーを発行して運用することもできます。

ただし、管理が大変になります。基本的に同じコネクションを使い回しても料金に違いがでるわけではないのでシンプルな方がいいかと思います。


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