チャットボットでGoogleマップの良いクチコミを集めるシステム作ってみた
お店をやっている経営者にとっては、Googleマップでの上位表示は売り上げを大きく左右するようなマーケティング施策と言っても良いでしょう。
グーグルマップのSEOにおいて、クチコミがどれほど重要かはご存知のことと思います。
しかし、お客様に「Googleマップにクチコミを書いてください」とお願いしても、「はい、わかりました。」と言って、その後忘れてしまったり、やろうと思ったけど「Googleマップであなたのお店を検索して、それから書いてレビューボタンを探して...」という手順を踏むのは面倒です。
このように、良い口コミはなかなか集まらないのが現状です。
逆に悪いクチコミは、ほうっておいても書かれてしまいます。
システムで良いクチコミばかり集めることは可能か？
しかし、このクチコミをストレスなく、システマチックに集めることができたら、あなたの仕事はどれだけ楽になるでしょうか。
しかも、良いクチコミばかりを投稿してもらうことができたらどうでしょう。
おそらく、あなたのお店は地域で一番注目を集める存在になるかもしれません。
今回はそのような店舗経営者だけでなく、Googleマップの対策次第で売上が変わってくる企業さんにとっては、かなり耳寄りな情報ではないかと思います。
チャットボットの本来の使用例
まず、チャットボットがどのようなものかよくわからない方のために簡単に説明しておきますと、ホームページにすみっこに小さなボタンがあって、これをクリックすると起動するタイプが一般的です。
訪問者がここから質問をすると、AIが答えを返してくれるので、訪問者はサイトの中の情報を探し回らなくてもいいし、電話して聞かなくても大抵のことはボットがその場で答えてくれます。
チャットボットをクチコミ促進マシーンにする
では、ここからが本題です。
このチャットボットの仕組みを応用して、Googleマップのクチコミを、それも評価の高いものだけをお客様に投稿してもらうというとてもムシの良いシステムについて、どんな仕掛けになっているのか説明します。
まず、お客様がサービスを利用したり、商品を購入したとします。その後、お店の方からお礼のメールを送ります。
そのお礼のメールには、今後のサービスの向上のために簡単なアンケートにお答えくださいという依頼も入れておきます。
※ここでは便宜上Eメールという前提で進めていますが、メールアドレスがわからなければ、LINEでも、SMS（ショートメッセージ）でもOKです。
また、リンク先のURLをQRコードにして、店頭に貼っておいたり、カードなどに印刷して、お客様に手渡すことも可能です。
お客様がこのリンクをクリックすると、次のようなチャットボットの画面が表示されます。
で、ここからがポイントですが、お客様が低評価をした場合と高い評価をした場合とで、その後の展開が変わってきます。
お客様が低い評価をされた時
もし、お客様から低い評価（ここでは⭐️1つ〜⭐️⭐️⭐️3つ）した場合には、チャットボットはお詫びします。
そして、どのようなところが至らなかったのか、お聞かせくださいとお願いします。
上の図では、お客様が「料理が出てくるのが遅い」とコメントしました。
これに対して、チャットボットはお詫びの文面を考えて返します。
この文章はChatGPTが自動的に返してくれるので、何を書かれても、書かれた内容に対応したお詫びをして、最後に改めて再度のご来店を促す言葉で締めくくります。
これで、このお客様への対応は終わりとなりますが、上のやり取りはお客様とチャットボットの間でのことなので、このままでは、お店側にこの情報は届きません。
やはりコメントにどんなことを書かれたのかをお店側も把握したいですよね。
ということで、お客様の書いたコメントは自動的に登録してあるメールアドレスに送信されます。
これで、お店側も今後の対応の参考になります。
お客様が良い評価をされた時
では、今度は逆にお客様が良い評価（ここでは⭐️4つから5つ）をした場合も見ていきましょう。
このように良い評価をしていただいたお礼を言います。
そして、そのあとにGoogleマップへクチコミを残してくれるよう、ちゃっかりとお願いします。
一度「良かった」と評価した直後なので、素直に受け入れてくれる可能性が高くなります。これを心理学でいう「フットインザドア」といって、最初に小さな要求を承諾していただいてから、本命の要求をするというテクニックです。
ここで、お客様が「口コミを書く」のリンクを押すと、今度はGoogleマップのクチコミ投稿フォームが開く仕掛けになっています。
ここまでお膳立てをされれば、大抵の方は高評価を入れてくれます。
いかがですか？
チャットボット活用の応用編といったところかなと思いますが、AIはこういう感じで業務に組み込んでいくと、生産性のアップどころか、集客やマーケティングにも活かせて、いいことだらけではないでしょうか？
このシステムですが、ココナラにおいて現在5社限定になりますが、かなりお得な料金で承っています。
よかったら、ご覧ください。