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鷲谷花さんによる講演「「郵便机」から『夜間中学』──お話のリレー」(2024年8月10日/於アテネ・フランセ文化センター)

 ごきげんよう、らんたん・そさえて代表のあらきです。

 先日開催したアテネ・フランセ文化センターにおける『今ひとたびの水木洋子─情念と交差する社会への眼差し』にご来場いただいた皆さま、改めてありがとうございました。そしてzine『りんどう』第1号をお買い求めくださった皆さまも本当にありがとうございます!
 zine『りんどう』第1号『まるごと水木洋子』は今回講演してくださった鷲谷さんの論考をはじめ、水木洋子研究の大久保清朗さんによる今井=水木論、そして先日、来年公開予定の吉永小百合さん主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の脚本執筆が発表になった脚本家・坂口理子さんによる『浮雲』についてのご寄稿などなど、水木洋子を知るためにぜひチェックしていただきたい1冊です。自主製作で至らないところも多々ありますが、ぜひお求めいただけたら幸いです。感想もお待ちしております!
『りんどう』は現在、タコシェさん(東京・中野)、本と喫茶・サッフォーさん(茨城・つくば)、市川市文学ミュージアムさん(千葉・市川)などでお買い求めいただけます。タコシェさんではオンラインショップでも展開してくださっていますので、お店まで行くのは難しい〜という方はぜひチェックしてみてください。

りんどうの取り扱い書店はこちらからご確認いただけます。


 さて、ようやく本題にうつります。
 去る2024年8月24日、アテネ・フランセ文化センターにて「らんたん・そさえて presents いま一度の水木洋子 情念と交差する、社会への眼差し」という上映企画を行いました。この日は『喜劇にっぽんのお婆あちゃん』(今井正監督)と『夜間中学』(本多猪四郎監督)の二本立て上映を行ったあと、zineにご寄稿いただいた映画研究者の鷲谷花さんにご登壇いただき、『夜間中学』とその原作者、余寧金之助=瀬田貞二を中心に、言葉を二者の間で取り交わす情緒やより善い生を求めることについてお話を伺いました。
 今回はその模様を文字起こししたので、有料にて掲載いたします。
 上映当日お越しになった方でまたしっかり読み直したいという方も、聞いてるだけでは追いきれなかったという方も、あるいは当日残念ながら来れなかったという方にも、児童文学や戦後昭和の文化に興味があったりお好きだという方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
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