ASHIMO完全引退!原子力産業に貢献できず。

と言う話をしたいと思います。


ペッパー君もそうですが日本のロボット産業は壊滅しました。中国製に駆逐されてますよ。だって中国はもう無人工場と言う次元ですよ。

ASHIMOの本来の目的は「ロボットは被爆しない=原子力産業に貢献すること」であって遊びでもエンタメのためでもマスコット人形でもありません。本田宗一郎が「鉄腕アトムを作れ」と命じたのは決して大言壮語ではなく「アトム」という言葉の通り夢と言う意味以上に現実的なロボットを作ることが目的です。なのに記事のタイトルを見てください。「実演」とありますよ。ASHIMOは人寄せパンダでしかなかったのです。つまり我々は「鉄腕アトム」を作れず現実の「鉄腕アトム」を作った国・社会は中華人民共和国だったのです。万死に値します。

2022年における中国の無人販売ロボット。なんとロボット同士の喧嘩まで行われる次元にまで発展している。もはや中国人にとってロボットは「日常」なのだ。


ホンダは言うまでもなく中核事業が自動車産業です(汎用機事業もございます)。ですが本田技研はこのような無人販売ロボット車すら作れなかったのです。なにか「ロボット」の概念の意味すら日本人は間違えてるのだなと思います。人間に似せることが「ロボット」ではないからです。

それにしてもここnoteで「ロボット」と検索すると酷い有様です。特撮・アニメ・映画・ゲーム・漫画・ソフトウエア上のBOTの事ばかりです。真の意味でロボットの事を語ってる人がほとんどいません。この新型コロナで感染症になろうがロボットは感染しないのに我々は3年経っても「感染症対策のためにロボットを」と言う事すら出来ません。アホですか?

ABB(スイス)
ファナック(日本)
安川電機(日本)
KUKA(中国)

という順位でとうとう日本は産業用ロボットにおいても首位を陥落しました。ファナック最強伝説はもはや過去になりつつあります。CNCでは1位ですけど。しかしCNCはロボットではありません。

なぜかって?設備投資しないからに決まってるじゃないですか。

Asea Brown Boveri(アセア・ブラウン・ボベリ)

聞いたことあります?無いですよね。本当に日本のマスコミってゴミですよね。もう「日本スゴイ」に製造業の姿はないのです。ABBグループは世界100か国以上に展開する多国籍企業です。

産業用ロボットの稼働率がもっとも大きいのは中国で約30%です。バブル期までは世界の50%が日本1国に産業用ロボットが集中してましたからここでも日本は転落するように経済が堕ちたのです。

ASHIMOが引退するのは当たり前です。しかし「ASHIMO引退」記事に悲壮感が漂るのはアシモの次に出るロボットが存在しないからです。つまり我々は「DX」とか言いながら碌にロボットも作れなかったのです。その証拠にここnoteのロボットに関する記事を見てください。良くて「配膳ロボット」ですよ。これで中国の約10年遅れですが。

しかもコロナが収束するとこの配膳ロボットはたぶんお払い箱でしょう。なぜなら最低賃金でバイトを使い倒した方が安いからです。

つまりちっともこの国は「DX」の意味が分かってないのです。

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