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【体験記】 勉強嫌いな高校生が、現役で国立大学に受かった勉強法
こんにちは。
このnoteを開いていただいてありがとうございます。
題名の通り、勉強が嫌いで、授業しか受けてなくて自習も何もしてこなかった私が、どうやって国立大学に、しかも現役で入学できたのかのお話をしていこうと思います。
よろしくお願いします。
高校1〜2年生の時の話
授業
高校3年生になるまでは、そもそも勉強というものをしてきませんでした。なので当然、高一も高二の時も、勉強は全くしておりません。
ただ、授業はしっかりと受けていました。これは完全に自慢ですが、授業で寝たことは一回もありません。もちろん、眠い時もありましたが、授業中寝るという選択肢はなくて、眠い時は授業をフル無視で別のことをやるか、ぼーっとしてるかって感じでした。
もちろん、眠くても真面目に受けてる時もありましたよ!
塾
英語と数学の塾に通っていました。
英語の塾は中学一年生の時から通っていたので、高校になってもそのまま通っていました。
また、高校生になってから数学の授業がキツくなってきて、数学の塾も行き始めました。
両方、週に一回の頻度で、英語は金曜日の6時から、数学は土曜日の午後4時に行っていました。
本当は学校帰りに行きたい気持ちもあったにはあったんですが、学校でクタクタになってるし、なんならお腹痛いの我慢してるので、早く家に帰りたくて…。笑
そういう理由で、こんな微妙な時間に塾で勉強してました。
自習
自習は、前述の通り全く行っていませんでした。
何より、楽しくなくて。そりゃそうなんですけどね。楽しいわけないので、本当ならそれを我慢して頑張るべきなんでしょうが、私は楽しくないことはしたくなかったので、机に座って勉強なんて全くしませんでした。
でも、たとえば教科書に気になる人物などがいたら、wikipedia読んだり、あとはYouTubeで調べたりしてました。そういう、知的好奇心? みたいなのは元々強かったので、気になったものは調べてました。
なので、結果的には雑学みたいな感じで断片的な知識だけちょこっとある状態で定期テスト受けてました。笑
また、人の名前を覚えるのが苦手で、特に世界史、日本史に関してはズタボロでした。人の名前どころか固有名詞すら覚えられないので、苦労しました。笑
ただ前述の通りwikipediaを読むことはあったので、「名前は知らないけどこういうことした人物」みたいな感じで歴史の人物を認識してました。
高校3年生〜
うちの高校は私立で、私の場合中高一貫だったんですよね。
なので、「家で勉強しなさい」みたいなことは中学生の頃から耳にタコができるくらい言われていました。今までそれを無視してきたんですけど、やっと(?)受験が目の前まで迫っているような実感が湧きまして。
それで、ついに(?)勉強を始めることにしました。
それが、大体夏休みが終わった後くらいです。
正直、かなり遅いのは実感してましたので、結構焦ってました。笑
周りの仲間たちもあんまり勉強モードじゃなくて、普通に遊んだりしてたので、あまり「受験」っていう実感がなくて、余計に遅れたんですかね。
でも机に向かって勉強するなんて今までしたことないし、そもそも勉強しなきゃいけないことが多過ぎて何から始めればいいのかわかんなくて。
やることなんて無限にあるのに、やることがなかったんです。
勉強計画
そういうわけで、夏休みもあんまり勉強せず(全くしていないわけではありませんが、本格的かと言われるとそうではありません)、今まで勉強してこなかった私は、今の状況を整理することから始めました。
私は文系で、言語系の学部志望(しかも国公立の)だったので、とりあえず「英語、国語、世界史、倫理」、特に暗記科目は今のうちから始めるべきだろう、ということで、倫理と世界史を先に始めることに決めました。
また、数学に関しては今まで以上に数学塾で勉強をしよう、ということで一時保留をし、生物基礎と化学基礎に至っては「勉強しなくてもいけるだろ」ってことでやらなくていいってことにしました。
国語と英語に関しても、「今はしなくていい」という考えでした。
具体的な勉強への取り組み方を考える
私の場合は、なんとかして勉強を「やりたくない物」ではなく、「やりたい物」あるいは「『やってあげても別にいいよ』くらいの物」に変える必要がありました。
皆さんもそうだと思いますけど、やっていて楽しくなかったり、やりたくないのに無理やりやらされてやる勉強って、全然頭に入ってこなくないですか?
私の場合はそれがとても顕著で、「やりたくないのに無理やりやらされてる」って感覚が少しでもあると、その日(授業で)勉強したことは次の日になってるとすっかり忘れてしまうんですよね。
なので、 まずはなんとかして勉強を自主的にやるように自分の意識を変える必要がありました。
その中で考えて行った意識改革が、今回のメインです。
それは、
「勉強は楽しいものだ」と思うこと
です。
意識改革
私はそもそも、勉強は嫌いでしたが、調べ物は好きでした。知的好奇心はあったんです。そして、抱いた疑問を解決するのは、とても楽しかった。なのに、勉強が嫌いって、おかしくないですか?
そう。
私は勘違いしていたんです。勉強というものを。
そもそも勉強というのは、「やらされるものではない」ということが、そこでわかったんです。今まで私が調べ物を好きだと感じていたのは、そこに自主性があり、自由があり、目的があったからなんです。
「俺は、自由に勉強をやれば楽しめるんだ」という、ある種自らの可能性に気がついた瞬間、俄然やる気が出てきました。
それからというもの、如何に「勉強を楽しめるか」を基準として、勉強をしていきました。
なので、教科ごとに行った工夫を書いていこうと思います。
科目ごとに、得意か不得意かの整理
先に夏休み終了時の、私の得意不得意を知っておいてもらおうと思います。
【英語】
めちゃめちゃ得意でした。
学校のテストだと毎回60点くらいなんですけど、模試だと毎回高得点で、偏差値60弱が平均でした。それも、ノー勉でそれだったので、「勉強すればもっと伸びる」って確信してました。
また、「言語の正しい勉強法」という記事を書けるくらい、英語を話せました。「机で勉強」はしてないので、高校生が当たり前のように知っている単語を私は知りませんでしたが、単語の意味の推測能力だったり、リスニング能力だったりは結構自信あったので、何にも心配していませんでした。
記事を貼っておくので、ぜひ読んでください。
スキーマの話ばっかりなんですけど、参考になると思います。大人の方も、高校生、いや、中学生の方も、ぜひ読んでください。
【国語】
共通テストの国語は「現代文100(評論50、小説50)、古文50、漢文50」で構成されています。なので、「国語」と一言で言っても、やらなければならないことがとても多いです。
国語|現代文
評論は、割と得意でした。論理的な文章を読むのはwikipediaとかでも慣れていましたし、当時哲学が好きだったのであまり苦手意識はありませんでした。
小説は、結構苦手です。そもそも小説読まないですし、あんまり没入? というか、主人公に自分を投影する、みたいなことはしなかったので、小説の読解は苦手でした。
国語|古典
古文とは、平安時代の時の言葉遣いのことを言うんですけど、文法とか今と全然違くて、ほとんど暗記する必要がありました。なので、何も勉強していなかった私にとってはとても苦手意識がありました。
漢文は当時中国で使われていた言葉遣いのことを指しますが、これも古文と同様の理由で苦手意識を持っていました。
【数学】
論外です。めっちゃ苦手でした。けど文系なので、まあ、別にいいや、みたいな感じに思ってました。
でも周りと比べると私はできてる方でした。数学塾も行ってたので、それが効いたんだと思います。
【生物・化学基礎】
何にも勉強していませんが、筋トレにハマったのもあって人体には興味がありまして、肝臓、腎臓などの役割はそれなりに知っていましたし、インスリンやアドレナリンなどの糖の話だったり、尿の話だったりも得意でした。
また、幼い頃から動物が好きだったので、生物基礎の方はまあまあ得意で、特筆すべき問題はありませんでした。
問題があったのは、化学基礎です。本来、そんなに難しい内容のものでもないと思うんですけど、何せ面白くなくて、全然頭に入りませんでした。笑
苦手とかの域を超えてます。何もわからないって感じです。
【倫理】
前述の通り、哲学が好きだったのでかなり得意でした。ただ、道徳とか、社会のために、みたいなことが嫌いだったので、その辺りはかなり不得意だと感じていました。また、人物名も覚える必要があったので、その辺は絶望的でした。
【歴史】
私は世界史選択だったのでそっちを勉強しました。
世界史を選んだのも、そっちの方が哲学史と絡められて覚えられそうだって思ったのが理由です。
でも、結局ほとんど人名は覚えられませんでした。
もちろん、倫理も世界史も、共通テストは記述じゃないので人物名覚えなくてもいいんですけど、私の場合、二次試験(国公立大学が独自に用意している入試問題)に「歴史と倫理」が入る可能性があったので、一生懸命覚えようとしてました。(結局必要なかったです)
それぞれの教科で工夫したこと
【英語】
単純に、英語は何やっても楽しかったです。そもそも楽しめてました。
得意だったのもありますし、ゲームをやる時や、海外の友達と話すときに英語が必要だったので、自ずと知識が頭に入りました。
なので特に苦もなく、楽しんでできました。
ただ、入試とは全く関係ないんですけど、「英語が話せるようになる工夫」には情熱を注いでいました。
その際に気を付けていたことに関しては先ほども貼ったこの記事に書いてありますので、ぜひ。
【国語】
評論に関しては、私が哲学書だったり、本だったりを書きたいと思っていたので、「そのための勉強だ」って思って勉強していました。
別に楽しくなかったですけど、でもなんとか続けられたので結果オーライです。
小説に関しては、どうやっても楽しくありませんでした。なので、授業で行う演習をより一層集中して勉強することにしました。
古典(古文・漢文)に関しては、「昔使っていた言葉がこれなんだな」と思いながら勉強していました。
また、出てくる言葉に関して、「これ(古語)はこれ(現代語)の語源になってるんじゃないか」みたいなことをたくさん考えたりして、楽しんでやってました。が、まあ当たり前ですけど楽しいだけじゃ古文の成績は伸びなくて、そんなに点数は上がりませんでした。でも、苦手意識はなくなりましたね。
ただ、漢文に関してなんですが、あれはめちゃめちゃ簡単だったんですよね。苦手に思う必要がないくらい簡単です。友達が読んでた参考書(すごく短くて、読みやすいやつ)を教えてもらって、それを何周かしただけでできるようになりました。
実際、後述しますが、共通テストの漢文は満点でした。
私が読んだ参考書はこちらです。
※こちらはアフィリエイトリンクになってます。
【数学】
楽しくなかったので数学塾以外でやってません。
【化学基礎】
楽しくなかったので、YouTubeで解説動画探してそれ見てました。それは面白かったです。
【生物基礎】
参考書読んだり問題解いたりしてました。楽しくもなかったですけど、嫌いでもなかったのでみんなと同じように勉強しました。
【倫理】
教科書はあまり面白くなかったので、wikipediaで調べまくったり、YouTubeで動画見まくったりしてました。おかげで哲学にそこそこ詳しくなれましたし、好きな哲学者も見つけられました。
ただ、先ほども述べた通り、公民チックなやつ、つまりは道徳とか、社会のために、みたいな? 多様性とか、共創系のやつです。そういうのは嫌いだったので、それ関係の名前も知識も、全部吹き飛びました。何にも覚えられませんでした。
【世界史】
ハリーポッターが好きなんですよ、私。つまり、めちゃめちゃ作り込まれた物語とかは、結構好きなんです。なので、進撃の巨人も好きでした。基本アニメとか漫画とか、特に映画なんて全く見ないんですけど、その二つの作品だけ好きです。
んで、世界史って、言うなれば「伏線回収」満点で、「作り込まれ方」も満点、なんなら現在連載中の物語みたいなものですよね?笑 なので、そういうもんだと思って、勉強じゃなくて物語として楽しんで、教科書とかwikipediaを読んでました。そしたら、もちろん細かい名前とか年号とかは覚えてないんですけど、それなりに歴史には詳しくなれましたし、為になる勉強になりました。
まとめ
途中で話したように、終始一貫しているのは「勉強を楽しむ」というスタンスです。そもそも、楽しくないものと楽しいものがあるのは人間、個性があるので仕方がないことです。
そして、まだ大学生ながらに思いますけど、やりたくないことはやらなくていいと思います。
重要なのは、やりたくないと思うことに対して、それを改善する努力をしたか否かだと思います。
私は、どんなことに対しても、最大限に楽しむ努力をしました。
受験が終わる寸前まで、なんとか数学を楽しめないか、化学を楽しめないかって工夫しようとしてました。
でも、私の特性として、それらは楽しめませんでした。どうやっても楽しい要素が見つからなかったんです。それどころか、苦痛でした。
(例えばYouTubeの面白いチャンネルで「ド文系でも楽しい【ゆっくり数学の雑学】」というのがあるんですが、確かに面白い。でも、その面白さを今の私の数学のレベルにまで落として、その中で見出すようなことができませんでした。なので、結局「数学は面白いけど、好きじゃない」みたいな感じになってしまってます。感謝の意味も込めて、チャンネル貼っときます。笑)
そんなわけで、私はやりたくないと思うものに対しては一切手をつけませんでしたし、楽しくて、やりたいと思うものに対しては全力で取り組みました。
私の場合は極端すぎると思いますけど、でもそれで結果として合格したんですから、悪くない手でもあると思います。
もちろん、「やりたくない勉強」をやらない、つまりは世の中で言われてる言い方をするなら「捨てる」ってのは、結構勇気がいるものです。でも、結局なんとかなりますから、捨ててみるのも一つの手だと思います。
私の場合は国公立でしたが、私立なら捨てても特に問題ない場合も多いですしね。
それに、何よりも言いたいことは、人生楽しんだもん勝ちなんですから、つまらない勉強なんてせず、楽しい勉強をしましょうよ。そもそも勉強って楽しいんですよ、だって、興味があることに対しての勉強なんですから、詳しくなれるんですよ? 疑問も解決するんですよ? 楽しくないわけないでしょう?笑
まだ興味が持てるものがなんなのか、わからない人でも大丈夫です。きっと見つかります。てか、極論ゲームでもいいんですよ。私の場合だったら、ゲームと英語勉強を繋げて、結果英語得意になってるんですからね。
大事なのは、工夫です。
相談なども乗ります。ぜひご気軽にコメント、あるいはXの方でDM待ってます。
最後に、共通テストで取った正確な点数が家に届いたので、それを晒しておくのと、後悔した面もあるので書いておきます。
共通テストの点数
倫 理:55点
世界史:58点
国語(総合点):140点
【内訳】
近代以降の文章:71点
古 文:19点 ←!?!?!?!?
漢 文:50点
英語(総合点):157点
【内訳】
英語リーディング:72点
英語リスニング :85点
理科基礎(総合点):66点
【内訳】(それぞれ50点満点)
化学基礎:30点
生物基礎:36点
数学ⅠA:42点
数学ⅡB:46点
全ての合計点:564/900(62%)
※ただ、私の場合文系の学部なので、理系科目の点数を半分として、つまりは487/750(65%)として計算されます。
また、この結果は、行きたい大学の学部だとD判定でした。
あまり良くはないんですけど、人数も少ない学部なのであんまり判定は当てにならないということで、そのまま直行しました。
結果、受かりました。というか、当日受けている最中に「あ、これはもう絶対受かったわ」って思って、ルンルンで帰宅したくらいなので、そこまで二次試験は難しくなかったです。
今度、共通テスト後〜二次試験〜合格発表の記事も書こうと思います。
後悔してること
正直、まず言えることは古文をもっと真面目にやればよかったってことです。
漢文がいい点数だったから助かったものの、古文19点はやばい。足引っ張り過ぎてますよね。
しかも、よりによって楽しいと思ってた古文ですよ、ほんと、何やってんですかね。
さらに、私の場合、二次試験でも古文って必要なんです。結局やるなら共通テストに間に合わせればよかったです。
また、倫理に関しても悔しい思いがあります。というのも、倫理:55点、世界史:58点ですよ。得意な倫理が苦手の世界史に負けてるんです。
もちろん、倫理の問題で、苦手な部分が多く出てきたのも理由の一つではありますけど、それと同じくらい得意な部分も出てきてるんです。
てか、苦手部分ほとんど間違ってるんですよ、運すら当たりませんでした。マジで悔しいです。笑
苦手なところも、もっとちゃんと勉強しておけばよかったです。もちろん、合格してるので何にも問題はないんですけど、でも悔しかったので、一応書きました。
理系科目に関しては、やってもできないしやりたくないのでやらなかったんですが、多分これは正解でした。おそらく、理系科目に対して時間をかけるのと、得意な文系科目に対して時間をかけるのだと、費用対効果というか、時間対点数はかなり違うので、苦手なものは捨てて得意なものを伸ばす作戦でよかったです。
もちろん、捨てたと言いつつも四割取ってますから、多少の勉強は必要なのは前提の上で、です。基礎さえできれば半分は取れるように作られてるはずなので、基礎をきちんとやってから捨てましょう。私はそれすらもやらずに捨ててしまいました。
というか、捨てたってよりもほんの少し難しい部分(問3〜5)ばっかり練習してたので、それが良くなかったですね。もっと簡単なところを着実に取れるようにするべきでした。
後悔はこんな感じです。
フォローとハート、お願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
言哲。