独学でDELF B2に合格したちょっと変わった方法
日本では二度目の緊急事態宣言ですね。
暇なのでたまには人様の役にたちそうな記事を書こうと思います。暇なので!!
去年(2020年)の11月にDELF B2というフランス語の試験を受けました。
勉強時間は大して確保できず(やる気が出なかっただけ)、9月初めから2か月くらいかけて対策しました。
勉強量の割にはかなりコスパ良く攻略できたと自分では思っています。
なので今回はその攻略方法を伝えていきたいと思います。
しょーもないことも自由に書いてるので、有用な情報だけ知りたいあなたは最初の方はすっとばして④から読むのをお勧めします!!
DELFを受験する際に他のブログをたくさん読んでから勉強を始めました。
DELF B2 勉強法
ってググってみて良かった勉強法をたくさん見つけました。
ただ、調べれば簡単に出てくるようなことをわざわざもう一回このnoteに書く必要性は乏しいですよね。
なので今回は、他の方はやっていないけど効果あったよっという勉強法もお伝えしていけたらなと。
①フランス語学習歴
●フランス語をはじめて4年目
●フランス語圏への留学経験なし
●フランス語をはじめて4年目
大学一年生の4月。。。
第二外国語の授業をとらなきゃいけないらしい
どうしよう??と思い、フランス語を選んだだけという典型的なパターンです。
現在大学四年生なので4年目くらいですね。
ただ、4年目といっても1、2、3年目は週1~2回の大学の授業を受けて復習もせず、よく理解しないまま、単位が欲しいがためにただ授業に出ていたので全く身についた感じがしませんでした。。。
4年目にしてやっと自分で主体的に学ぶ気持ちができました。
4年目は授業も取らず独学でやっていましたが、授業を受けていた過去3年間よりもはるかに効率よく勉強できたなーーと感じます。
具体的な方法については④に記載してあるので、ここでは割愛します。
●フランス語圏への留学経験なし
DELFの勉強方法を発信している他の方のブログ10件くらい拝読したんですけど、基本的にみなさん留学経験あるようでした。
私は、留学どころかフランス語圏に足を踏み入れたことすらないのですごくうらやましいです。
ただ、そんな私でもDELF B2という比較的難しいといわれる試験に受かるんだ!!ということを知っていただければ嬉しいです。
②実際のスコア
こんな感じです。
他のブログで言及されている方も多くいましたが、この試験、手ごたえと結果は比例しないことが多いみたいです。
リスニングの手ごたえ絶望的でしたが、ちゃんと点数来てます
どのくらい絶望的かというと、指示の放送が始まり、
「指示長すぎわろたww 問題まだかよww」
と余裕ぶっこいてたら、なにやら周りでペンをカキカキする音が聞こえ、
「もしかして、もうリスニングはじまってた??オワタ」
って感じで、正直手ごたえ3/25点くらいで絶望してましたがちゃんと点数来てました。安心。
③使った教材
●Le DELF 100% reusitte B2
割と神教材。
出題傾向を踏まえた問題が収録されているし、例題の種類が豊富で頻出テーマをチェックするには最高の教材。
問題おおすぎて試験までに全部解き終わらなかったほど、、、
問題、解説ともに全てフランス語なので、フランスに行ったことがなくてもフランスに言った気分になれる。。
この教材簡単って言ってる人を他の記事で見ましたけど、絶対嘘だと思います笑。私にとっては難しすぎるくらいでした。でも、合格した今でもこのテキストの理解度7割くらいだし。
むずかしくてもめげずにやりましょう。
●ネットニュース
買った教材は一冊のみです。単語集までやろうと思ったのですが、時間がないし自分の怠慢さを考えたらどうせ買って満足して終わるパターンだろうと思ったので結局買いませんでした。
④具体的な勉強方法
わたしがDELF対策を本格的に開始したのは、試験日のぴったり2か月前です。全然時間ないですね。しかも、勉強やる気でない日が続いたり、大学の授業、課題があったりと毎日フランス語ができるわけではありませんでした。
なので対策する範囲をかなり絞ってやりました。
自分が1番対策しやすく、かつ得点をすぐに付け焼刃的に伸ばすことができると思ったのはライティングです。
(正確に言うと、ライティングの勉強をしながら、スピーキングとリーディングの対策も同時に行える勉強方法をとっていましたが、)
ライティングでは決まりきったフレーズを使用して80単語くらい稼いでたので、そのフレーズは別の記事に書こうと思います
★やったこと
●DELF頻出テーマを調べる
●フランス語でググる
●仏借文
まずは、DELFに出やすいテーマを調べました。
これは、問題集一冊買ってどんなテーマが出ているかざっと見たり、ググったりすれば簡単にできます。
次に、テーマを箇条書きにしてそれについてメリットデメリットをフランス語で言えるようにします。
ここで、一番大切なことは、
フランス語で書かれた記事の中から自分の言いたいことが書かれている文章を見つけてそれをある程度、暗証して言えるようにすること
一番やっても意味がないのは、自分で言いたいことを日本語で考え、それをフランス語に翻訳することです。本番これをやるのは仕方ないのです(私もさすがにやります)が、練習段階ではできればやめましょう。
「仏作文」をするというより、「仏借文」をしましょうということです!!
追記:
仏借文について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
「仏借文???この人、なにをいっているのかわからないよ。。。」という方へ、
詳しく説明しますね。
DELFでよく出るテーマの一つの闘牛を例にとります。
闘牛のデメリットを説明したいと考えると、
闘牛は残酷、動物の権利を無視している、、とかいろいろ考えつきますよね。
考えついたことをとりあえず日本語でメモします。
そのメモしたことについてフランス語で検索します。
"la tauromachie pour ou contre" (闘牛 賛成反対)
"la tauromachie avantages (inconvénients)"
(闘牛 メリット(デメリット))
"tauromachie droit des animaux" (闘牛 動物の権利)
以上のように検索してみてください。Google先生は優秀なので関連するワードを適当に入れればそれっぽい記事がヒットします。
逆にここでヒットしない場合、入力したフランス語が間違っている可能性が高いです。
おすすめの検索方法は
”調べたいテーマ+avantage” もしくは "inconvénients" です。
これをやると作文でそのまま使える文章が書いてある記事を見つけやすいです。
あとは記事を読んで、「これ使えそう!」だとか「このフレーズ、自分がフランス語で言いたかったけど、なんというのかわからなかった表現だ」
っという出会いをするだけです。
フランス人が書いた文章なので大体間違いはありませんし。
私は見つけたフランス語の文章に簡単な日本語訳をつけて、
日本語訳を見る→フランス語でなんというか考える
という作業をすることで思い出せるようにしました。
~参考画像~
こんな感じのメモとって勉強してました。これはgoogle documentにまとめてました。(今度、このデータ公開するかもしれないです。どのくらい反響あるのか分かりませんが、欲しければ一言コメントくださると公開の可能性高まります。)
最後の方はAnkiというアプリの存在を知ったので、とりあえずAnkiにぶちこんでフラッシュカード形式で勉強しました。
(Ankiはスマホだと有料ですが、パソコンだと無料でできます、神ツールなのでぜひ)
以上の勉強法により、結果的に記事を読みまくることになるのでリーディング力も上がります。スピーキングも所詮は「ライティングの音声バージョン」なのでこの勉強法でいけます。
最初は分からない単語だらけで絶望しましたが、めげずに毎回辞書を引き続けると、「この単語、昨日も出てきた!!」っというのが増えてきます。
だいたいそういう単語は、頻出でDELFにもよく出ます。しかも2,3,4回と辞書引けばその単語の遭遇回数は増えることになり、覚えやすくなるのでこの勉強法は単語の対策にもなります。
(私はDELF用に単語帳はやらず、この方法で単語力を補いました。)
⑤試験当日の流れ、注意点
かなり詳細なことまで書いてます。
人によってはどうでもいいと思われることもあるかと思いますが、当日想定外のことが起きてパニックになる方を一人でも減らすために、詳しく書いてきます。
まずは試験会場に到着。
アンスティチュフランセ東京で申し込みをしたところ、試験会場は板橋にある東京国際フランス学園というところでした。
現地につくと入り口のところになにやら行列が。。。
受付かな??と思ったらどうやら教室への案内を試験官?の方が行っていたためできた行列でした。
東京国際フランス学園は、施設内がかなり複雑、、一人では教室までたどり着けないレベル。。もはや迷路。
受験生10人くらいを引き連れて試験官?の方の誘導もあって、ようやく教室に到着
まずは、
リスニングから始まります。(60分)
その次に、リーディング、ライティングの時間が90分あります。
順番はどちらから解いてもいいみたいです。
一応、DELFの公式サイトには
リーディング 60分
ライティング 30分
との記載があったのですが、実際試験受けてみたら90分与えられて、解く順番についての指示は特にありませんでした。
あと、ひやひやしたことが一つあります。
受験番号の書かれた受験票をカバンにしまえといわれ、しまったのは良かったのですが、試験開始時に問題の表紙に受験番号を書くところを見つけました。
しかし、受験票は閉まってあるので当然受験番号が分からず、記入できません。焦る焦る。
「受験票がカバンにあるんですが。。。」と伝えたかったのですが、試験官はフランス人。
日本語ワカリマセン。
試験中も、「やばい、みんな受験番号記入してるのか。あとから記入しようとしたらカンニング扱いされるかも。どうしよう」
などと頭をよぎること数回。
そして結局もやもやしたまま試験は終わりました。
ライティングの最後の方の時間を使ってまで「受験票がカバンにあるんですが。。。」ってなんて言うんだ。。。
と考えてましたが分からず。
試験終了後、同じことを感じていた他の受験生が聞いてくれて、万事解決しホッとしました。
⑥受験後、アレだけでもやっておけばよかった。。と思ったこと
私は模擬試験のようなものは結局1回もやらずに試験を迎えました。
時間を図って本番形式の演習をするのはやるに越したことはないと思いますが、やらなくてもさほど支障はないように当時は感じました。「当時は」。
私が本番形式の演習をしなかった理由は、DELFに関しては、TOEICとか他の資格試験とは違い、特に時間の制約が厳しいとかではないと考えていたからです。
傾向の把握のために、本番形式の演習をするのは有効かと思いますが、時間もないのに無理して演習するのはちょっとね。。。
(ぶっちゃけ2時間半のぶっ通しで机に向かうのがだるいだけだったのは内緒で。。。)
しかし私は、試験当日、大失敗したと感じました。
「試験の形式だけは簡単に確認しておくべきだったあああああ」と。
私がこう思う原因となったいくつかの失敗談を挙げますね。
たとえばリスニングでは文章が流れる回数が1回のパートがあることを確認せずに、もう1回放送が流れるのを待っていても来ない。ぴえん。ってなりました。
リーディングは、A.マークシート形式、B.文章抜き出せば得点できるような記述形式の2種類の問題しか出ないことは事前にチェックしていたのですが、Bに関してどの程度の文章量を抜き出せばいいのかまではチェックしていませんでした。
このため本番では、抜き出す文章にあたりがついたものの、回答欄が短すぎて入らないので無理やり一文そのまま押し込むという荒業をしましたwww
得点が来てるかは不明です。
ということでみなさん、本番形式の演習をしましょう。最低一回でも。
演習をしないで、問題傾向だけさっとさらっと見てもあんまり意味ありませんでした。実際問題解くことで、はじめて気づく注意点とかもあると思うので。
この記事を読んでいるあなたは演習をすることをおすすめします!!
一回だけでもいいです!!ほんとに!!
⑦まとめ
この記事で一番伝えたいのは
「仏借文しか勝たん!!」
ということです。(真面目に言ってます。大まじめです。)
以上、DELF B2攻略法でした。
つたない文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。
質問や、この記事に書かれていないことでもっと詳しく聞きたいことがある方はコメントください!!
なんでもお答えします!!
▼参考
・スピーキング対策