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この夏に

移り変わっていく、人も時代も常識とされることも。
合わなくなったことは新しい捉え方へ、次へ進んでいくための転換だと知らせてくれている。
どんなときも自分に無理なく、自分の感覚や意思を大切にする。
変化を受け入れて今をたのしむ。

暑過ぎてぼーっとして、適当になってることが増えているけど、すぅっとしたくて自然に囲まれたくなるので久々に山の辺の道へ。

整えられ過ぎず、自然のままの姿が教えてくれることが気持ちいい。

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いただいた時には貝母百合だけだったのに、山の土から、その時は見えてなかった植物たちが育っている。
名前は知らないけど、どれもそれぞれの佇まいがあります。
どこかから種が飛んできて育つ雑草も、できるだけ間引いたりせずにそのまま成長を見守るとたのしい。

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夏に出会った本。
どちらも昔のことや昔の言葉で書かれている。
言葉がきれいなので、古い本は好き。

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右は、フジ子・ヘミングさんの14歳のときの夏の絵日記。
戦後すぐの頃の暮らしと、どんなものを食べていたとか水着を縫っていたこととか、ピアノの練習をたくさんしていたことなど。
物は少ないけど、心はゆったりと豊かだったような気がする。
手書きの字や絵が何ともあたたかい。

左の本は作曲家、山田耕作さんが書かれたもの。
「赤とんぼ」「あの頃」などの作曲家です。
1925年初版、日本で最初の占星術の本と言われている。
朝ドラ「エール」で、志村けんさんが演じていたのが山田耕作さんとのこと。わたしは朝ドラは見ないけど、そうらしいです。

当時、独学でここまで統計的に人の傾向をみていくことをされていたということが興味深く、しかも作曲家の方が学びをここまで深められている。
すごい方。
今のように簡単に情報を得ることができなかった時代に、これだけの知識を持っておられるなんて。

言葉の表現もおもしろくて、ちょっと毒舌的な、でもありのままでいいところをついてると思える文章も、この本の魅力です。



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今日の夢
友人から、母親が病でそんなに長くは生きられないことを聞く。

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