手鍋焙煎話
こんばんは。会社員をしながら副業で自家焙煎コーヒー豆をネット販売しているランスケです。
今日は焙煎始めた時の話。
僕がInstagramを開設した頃に、初めて焙煎をしたのは手網でした。
YouTubeで手網焙煎の動画を見て、美味しそ〜うに焼いていたんです。
火の上でひたすら手網をシャカシャカ左右に振って、いいとこでザルに上げるだけ。
「誰でも簡単にできますよ」なんて言うもんだからその気になって手網をポチったんです。
ただ動画を見てるとチャフが凄いことになっていたのでキッチンでやったらマズイことになると思い、外でやることに。
アウトドア用のミニテーブルの上にコンパクトなシングルバーナーを置いてレッツ着火🔥
昼間だったからか火の大きさが全然わからず、なんとなくで生豆を手網に50gイン。確かオススメされたブラジルでした。
ふりふりふり。
ふりふりふり。
何これ、ただ焦げてくだけなんだけど?
1ハゼで勢いよくパチパチ音が鳴る?
鳴らんけど?
めっちゃ焦げてる豆あるし一回終わろう。
結果は大失敗、超生焼け浅煎り豆と超焦げ豆のブレンドが出来上がりました。
素人目にもこれ飲んだらお腹壊すやつやん。と思い、記念すべき第1回目の焙煎は廃棄となりました。
その後、風をある程度防いでやってみるも、ほぼ同じ結果。
屋外はダメだ、汚れ覚悟でキッチンで焙煎しました。風の影響は無いものの火加減、手網の振り方、位置すべてが良くなく、ハゼが最後まで分からなかった。
ただ外でやったものよりは確実にいい色ではあったので、これは次の日に飲んだんです。
するとなかなか美味しかったんです笑
結構クリーンで驚きました。
風の影響があっては絶対ダメだと学習して、外で焙煎はやめることに。
そうなると手網のままではチャフ問題が立ちはだかります。
ここで探っていたら手鍋の焙煎を発見。コレだと思いすぐホームセンターで手鍋を購入。
軽い方がいいっしょ!だけで14cmのステンレス手鍋に決定。
最初の手網の出来がヤバすぎたので、多少のムラは出るもののめっちゃ上手く焼けるじゃん!ってなりハマりました。
色々な豆を焙煎していくうちに、やはりムラが気になり出してきます。
Instagramで同じように手鍋で焙煎してる方たちのムラのないキレイな豆たちを見て、何でこんな風にできるんだ?
何が違うんだ?と焼いてはため息の日が続きました。
ある日イオンのキッチン用品コーナーをプラプラしていたら手鍋を発見。一般的なアルミニウム合金の手鍋を手に取ると鍋の厚みに目がいきました。
ステンより厚みがあるな〜、その分やっぱ重いな〜。なんて思ってると、薄いステン鍋=熱伝導が良すぎる=焦げやすい。。
焦げ、焼きムラの原因はコレか!と、手に取っていた手鍋をレジに持って行こうとしますが、僕の財布の中には手鍋を買うお金すら入ってませんでした笑
帰宅後早速ネットで手鍋をポチりました。
手鍋が届いて、ステン鍋でいつも苦戦していた、ブラジルショコラを焙煎してみます。
これが劇的に変わりました。
ステン鍋に比べて焼きムラが少なく、豆のフラットな部分にあった焦げが減ったことで格段に香りも良くなりました。
それから今まで手鍋焙煎を続けているのですが、今は今で納得いかないことも沢山あり、試行錯誤の日々ですが、楽しいということは始めた頃から変わりません。
これから焙煎始めたいと思っている方に少しでも参考になればいいかなと思います。
「手鍋焙煎はアルミニウム合金やで!」