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欧州委員会:46億ユーロのイノベーション基金発表

先ほど、フォンデアライエン欧州委員会委員長が、EUの新しいグリーンプログラムの募集について発信をされました。

SNS見てると、酷いコメントだらけですね。
EUで、グリーンニューディール政策が原因で、如何に経済がひっ迫し、中国を利するだけになったと考えられているかがよく分かります。
それもこれも、EUが既に世界の巨大な経済圏とは言えなくなり、且つ、理屈は素晴らしくても実際の経済・生活への考慮が足らない所謂エリート的対応が嫌われているからのように思えます。
気候変動や自然資本などへの適切・迅速な対応は必須ですが、社会への負担を考慮しない進め方は上手くいかず、副作用が大きすぎることが証明されているように思えます。

恐ろしいのは、このような市民生活を考慮しない原理主義的なグリーン政策が、アメリカのトランプ政権誕生のように、環境施策全部が否定される政治体制にひっくり返ってしまうことです。EUでポピュリズム政治家がこれだけ台頭する中で、アメリカで起こったことが、EUで絶対に起こらないとは言えません。
やはり、エンゲージメントを欠いた施策は、企業がそこで躓くように、政治の世界でも通用しなくなってきていると言えます。