見出し画像

#11 2棟目の購入

「#7 2棟目の内見」で買付申込をした物件だったが、その後1番手のローンが下り、競り負けてしまった。

業者さんから「1番手の方のローンが下りないかもしれない」と聞いていたので期待をしていたが、ぬか喜びだった。
こんなことは多々ある話ではあるものの、高利回りを期待できただけに、落胆も大きかった。

それから約1か月半後、同じ業者から近隣の類似物件を紹介された。
前回購入申し込みをした分、こちらの本気度が伝わっていたのであろう。

紹介された物件は650万円で、前回の物件(指値425万円)より少し高かったが、一先ず内見をすることにした。
状態は良く、理想的な間取りだ。

物件の売主さんは、業者さんに売買金額を全て任せるスタンスだったようで、指値も問題ないとの事だったので、ダメ元で500万円(条件付き)の指値をした。

すると、その指値が通ってしまった。
法改正以降、仲介会社の手数料が変わらないので、仲介会社も買主に優しくなったのだろうか。

1棟目の法人へ連絡

早速1棟目を契約してくれている法人に連絡を取り、内見を依頼した。
この法人が借りてくれたら、500万円で購入するという条件にしておいた。

1棟目とは異なり、最寄り駅から距離がある為、借り上げ可否は五分五分と思っていた。
賃料も当然部屋単位の為、高めの設定だ。

お土産無しでオファーをしても断られると思ったので、事前にフリーレント期間と、可能な限り家具の提供、更に入居後のケアも行う旨をその法人に伝えておいた。
(家具は売主の残置物の為、無料だ)

内見後、所感を確かめるべく連絡をすると、提示した賃料の値下げ交渉も無く、入居の内諾を貰った。
1軒目を超える表面利回り30%超。
ガッツポーズだ。大声を出して喜びたいほど、大きな前進だ。

正式な購入手続きの前に入居者が決定する理想的なフロー。
絶対に失敗しない不動産投資。

前回の物件は傾きがあったため、もしその物件を紹介してもきっと入居は決まらなかったであろう。まさに棚から牡丹餅。

1棟目を借り上げてくれた後、その入居者や周辺住民のケアを行った甲斐があった。
その法人は入居者がトラブルを起こすことをとても避けたがっている。
こちらでそのケアをすることで、多少の賃料は大目に見てくれているのだと分析している。

2棟目も可能な限りのケアを行い、ご無沙汰している1棟目のケアも引き続き行わなければならない。
莫大な資産がある訳でもないわたしは、競合に打ち勝つには弱者の戦い方をしなければならない。

改めて思うが、かなり大きな前進。

ひょっとすると、賃料設定も1万円は高くても問題なかったかもしれない。
いや、欲張り過ぎるのは良くないか…。

問題が起きぬよう、引き続きケアを行わなければならない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?