ダノンオイコス プロテインドリンクの強みとは?
明治ザバスが店頭でブイブイ言わせてるプロテイン飲料。約8割もの国内シェアをもっていると言われています。
そこへ2024年突如、殴り込んできたのが「ダノン プロテインドリンク」。
コンビニ、スーパーなどの店頭で必ず見るほど配下率が高い製品です。
ただ、明治のプロテイン飲料と比較すると、「ダノン プロテインドリンク」はタンパク質量は少し低いですし、価格も高いです。
スペックだけ見ると「明治」の圧勝では?と思うのですが、勝算は何でしょうか。
プロテイン飲料の市場を見る前に「ダノン」の強さを知るために、ヨーグルト市場から読み解いてきましょう。
国内ヨーグルト市場の中で高成長を遂げる「ダノン」
国内ヨーグルト市場の中でも継続して成長しているのが「ダノン」で、製品の機能性を強く訴求した「ダノンビオ」、「オイコス」ブランドに注力しています。
生鮮乳食品でダノンは世界シェアNo.1であり、グローバルでは強いポジションを築いています。一方で国内ヨーグルト市場では業界4番手ではありますが3年連続で10%成長を維持しており「森永乳業」「雪印メグミルク」と僅差なことを考えると、一気に抜いて2位になりそうな勢いです。
一方で最大手「明治」は3年連続、売上を落としており非常に苦戦をしています。
ダノン高成長を支えているのが、プロテインヨーグルト「オイコス」です。
ヨーグルトといえば「おなかに良さそう」というイメージがある中、「体づくりに良い」という独自のポジションが成功します。
2024年8月には全ラインナップのパッケージをリニューアルしオイコスブランドとして「高吸収タンパク質」を訴求しました。
ヨーグルトの中でも「タンパク質」を主軸にしたコミュニケーションがヒットしており、さらに訴求を強化したといえます。
そんな同社が2024年4月に発売したのが、「プロテインドリンク」です。手軽に高吸収タンパク質18gが摂れる設計で、スーパー・コンビニなどの店頭をメインに販売しています。
そんなオイコスブランドにて「プロテインドリンク」を発売した狙いや、プロダクトの強さを見ていきます。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?