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腸活サプリ商品開発での3つのアプローチ

腸内環境を整える活動(腸活)のために腸に良い食事を心がけたり、サプリを飲んだりしてる人も多いです。
近年は多様な腸活サプリが出ていますが、主なアプローチは以下3つです。

アプローチ1.有益な菌をとる(プロバイオティクス)
人体にとって有用な菌をとることで、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌などを摂取することを指します。
菌の種類によって「腸内環境を整える」「免疫力を高める」「コレステロール値を低下させる」「睡眠を改善する」と多種多様な効果があると研究報告があります。

プロバイオティクスのアプローチで有名な健康食品は「ヤクルト1000」。
生きた「乳酸菌 シロタ 株」を1本(100ml)に1,000億個含むことで、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレス をやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能が確認されています。

アプローチ2.菌のエサを腸に届ける(プレバイオティクス)
私たちの腸内細菌を育てるために必要な栄養素を摂取することで有用な素材は食物繊維やオリゴ糖。

プロバイオティクスのアプローチで有名な健康食品は「北の達人カイテキオリゴ」です。
機能性成分としては「ラフィノース、ラクチュロース、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、α-シクロデキストリン」で、便秘傾向者の便通を改善する(排便量・排便回数を増やす)機能があります。
複数のオリゴ糖を配合することで、様々な種類の乳酸菌の餌になり、単一のオリゴ糖よりも体感性が高まるというEOS理論として製品訴求に使用されています。

カルビーD2C事業。Body Granola(ボディ グラノーラ)も、プレバイオティクスをベースにした腸活製品です。
腸内フローラ検査キットを用いて自身の腸内環境を調べた後、それに応じた最適な餌としてオリゴ糖、食物繊維、レジスタンドスターチなどの栄養素を補給する製品です。

戦略3.菌の有用な代謝物を摂取(or 作り出す)(ポストバイオティクス)
腸活界隈で注目ワードになりつつあるのが「ポストバイオティクス」です。
ポストバイオティクスとは、食品成分を素材に腸内細菌がつくり出す、健康に有用な代謝物を指します。
その代謝物を直接摂取(大塚製薬のエクオール等)したり、腸内で特定の代謝物を増やしてあげる(グリコのBifixヨーグルト等)事を指します。

ポストバイオティクスの代表例は、「グリコの短鎖脂肪酸」です。
成分広告をTVCMで積極的に露出していますね。

「短鎖脂肪酸」とはビフィズス菌などの腸内細菌が大腸にて水溶性食物繊維やオリゴ糖などをエサにして作り出す代謝物質で、「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」等の相称です。

グリコHP

短鎖脂肪酸には「基礎代謝向上」「体脂肪の低減」「悪玉菌を抑える」「ウイルスや病原菌から体を守る」の4つの効果があります。

短鎖脂肪酸を増やすには「ビフィズス菌」+「水溶性食物繊維」の両方を摂取するのがソリューションの1つです。
グリコではグリコ独自のビフィズス菌と食物繊維イヌリンを含むヨーグルトを提供しています。(Bifixヨーグルト)


参考


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