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どうなる?トランプ政権:大統領令と前政権の行政措置の撤廃、小さな政府の影響は?

https://www.youtube.com/watch?v=SSbILnH9yMg

今後の政策に関する26の大統領令では
・メキシコ国境に軍を配置して違法入国を取り締まること
・環境保護政策の即時撤退
・インフレ抑制宣言
・人種に関わらず実力主義を採用
・男性女性以外の、性的マイノリティーを認めない

そして、異例のスピードで初日に
バイデン政権の行政措置78件を全て撤回することに署名し、
(国内の石油採掘規制・LGBTQの平等推進)

・言論の自由の検閲の防止
・政府職員の在宅勤務の禁止
・パリ協定の再脱退

・議会襲撃の1500人の恩赦
・メキシコ湾をアメリカ湾に改名
・TikTok禁止法を75日延期
・WHO世界保健機構からの脱退

一方、中国への関税率引上げに関しては慎重で、
メキシコ・カナダの関税策で中国と交渉するようです。

上記の余波ですが、突然移民申請アプリが使用できなくなったそうです。

今後の影響

署名した大統領令は、主にオバマ政権下の政策を変更することを目的としています。

  1. オバマケア(Affordable Care Act)の撤廃

    • オバマケアの見直しを開始し、制度を廃止または縮小。

  2. メキシコ国境の壁建設

    • 米国とメキシコの国境に壁を建設するための措置を開始。

  3. TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)からの脱退

    • 米国は多国間貿易協定から離脱。

  4. 連邦規制の削減

    • 新しい規制を1つ提案するごとに、既存の規制を2つ削除するという「2対1」の規制削減方針。

  5. 労働市場政策の変更

    • 公共機関における新しい労働規則や契約労働者に対する政策変更を進める意向。

  6. 米国産業保護政策の強化

    • 企業の国内生産の増加政策を促進。

  7. 政府機関の予算削減

    • 一部の連邦政府機関の予算を削減し、政府の規模を縮小。

これらの政策は、「アメリカ・ファースト(America First)」で、主に経済や移民政策、医療制度などに大きな影響があります。

政府機能の縮小

政府規模の縮小が進むことで、アメリカにおいて以下のような影響が考えられます:

  1. 行政サービスの縮小

    • 社会福祉、教育、公共サービスの質や範囲が縮小し、特に貧困層や低所得者層に対する支援が減少。

  2. 規制の緩和

    • 企業や業界に対する規制が緩和されることで、短期的にはビジネス活動が活発化し、長期的には消費者や環境への影響(例:労働条件、環境保護規制の緩和)が懸念。

  3. 地方自治体への圧力

    • 州や地方自治体が独自に財源を確保しなければならず、地方政府が住民税を上げたり、サービスを削減。

  4. 公共事業の縮小

    • インフラや公共施設に関する予算が削減されると、道路、橋、公共交通機関、教育機関などの改善や維持管理が後回しにされ、長期的には社会インフラの老朽化が進む。

  5. 民間企業への依存度増加

    • 医療、教育、福祉で、民間企業がより重要な役割を果たすし、サービスのコストの増加やアクセスの不平等を引き起こす。

  6. 政府の監視機能の低下

    • 不正行為や犯罪の監視が弱まり、企業の不正や環境破壊行為、金融市場の不安定化のリスクが発生。

  7. 社会的不安の増大

    • 低所得者層や高齢者、障害者などの社会的弱者が困窮し、社会的不安や抗議活動の増加につながる。

  8. 政府の外交力低下

    • 外交政策を担当する機関(国務省、外国援助予算)が削減され、国際的な影響力や援助活動が低下し、世界的なリーダーシップをが低下。

  9. 政府の不況対応能力の低下

    • 経済危機や不況時の公的資源が不足し、経済回復が遅れ、雇用保険や公共事業の減少で、景気後退時の回復力が弱まる。

基本的に政府規模の縮小は、公共部門の責任や役割を民間セクターに移行させることになり、社会全体与える影響は大きくなります。


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