フラメンコのーと💃 〜フラメンコの足技①〜 (2024年7月12日)
さて次は何を紹介しようか🤔
と考えていたのですが
おそらく速すぎて
何が何だかみんな分かっていないであろう
踊る人の足技について
紹介したいと思います
フラメンコの足技には
1. ゴルぺ(Golpe)
2. プランタ(Planta)
3. タコン(Tacón)
4. プンタ(Punta)
5. ラティゴ(Látigo)
というのがあって
これらの組み合わせで
あの凄まじい足技が繰り広げられています
フラメンコ靴の
つま先と踵の部分に釘が打ってあり
それらの金具が床に当たって音が鳴る
という原理です
<こんな感じ>
つまり
つま先と踵の2箇所 × 足2本 の
4箇所の打楽器を駆使しているようなもの
なのですが
音が鳴るためには
打楽器は一度床から離れなければならず
しかし人体の構造上
人の動きには制限があるので
足技にもある程度のパターンがあり
フラメンコ練習生は
そのパターンを習得するべく
日夜鍛錬しているという訳です
そしてその
足技の難解度は
これまでもお話ししてきたコンパスという
フラメンコ独特のリズムカウントの中で
「一拍数える間に何回音が鳴るか」
によって決まります
これは
1連の足、2連の足とか呼ばれていて
1連:1カウントの間に1回音がなる
2連:1カウントの間に2回音がなる
:
:
という意味で
1連 → 2連 → 3連 → 4連
という感じで難しくなります
というのは
1連であれば
・等間隔に正しく音がなる
という点に注意すれば良いのですが
2連であれば
・1拍を半分に割った均等の感覚で正しく音がなる
・2回音が鳴るために動きが速くなる
という感じに
3連、4連となるにつれ
身体のコントロールが難しくなるからです
しかも音を鳴らすという
音楽面に加えて
フラメンコには
身体と手の動きがついていて
舞踊の側面もあるので
これだけの事を同時にこなして
人前でフラメンコを踊れるということは
果てしない技術の上に成り立っている芸術である
ということを
ご理解頂けると嬉しいです🙂
では次回からは
それぞれの足技について
もう少し深掘りしてみたいと思います🙂