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フラメンコのーと💃 〜ブレリアBulería②:ブレリアのリズム〜 (2024年6月14日)


ブレリアの説明をする前に

コンパスの話をしますね🙂


コンパスとは

フラメンコの曲によって決まっているリズムのことです


ブレリアは

1 2  4 5 6 7 8 9 10 11 12
◯ ◯ ● ◯ ◯ ◯ ● ● ◯ ● ◯ ●

または

1 2  4 5 6 7 8 9 10 11 12
◯ ◯ ● ◯ ◯ ● ◯ ● ◯ ● ◯ ●

◯:弱い音
●:強い音

で数えられます


12カウントが1サイクルになるパターンで

ブレリアの場合はとりわけ

 と 10 と 12

が強い音で

とても大事です


この3つを外さなければ

曲を追いかけることは出来ます



なぜ

追いかけることができる

という表現を使うかというと



ブレリアは

とにかく速度が速いんです


人間が1〜12まで数える速度より速いので

1、2、3、4・・・と

全部数えてたら

遅れて現在地を見失ってしまうのです


たとえ踊らず

曲を聞くだけの時でも


ギターソロのブレリアは

ラストとか

もの凄く速くなるので


強い音の3と10と12を捉えて

その他はカウントはしない
(速度によっては7、8はカウントする)

というのが

ブレリアという曲を楽しむコツなのです


え〜

メトロノームみたいに

全部数えないとテンポ狂っちゃうんじゃない🤔❓

と思うかもしれませんが


3、10、12以外のところの

1、2 とか

4、5、6、7、8、9

11 

間隔の逆割りで導き出してます



このサイレント部分のカウントを

間に入ってるカウントの数で

等間隔に認識できるようになるのが

実はフラメンコの第一歩だったりします




スペイン語でコンパスは

羅針盤という意味です


ギター、カンテ、バイレがコンパス(羅針盤)を共有して曲を組み立てる


と書くと

コンパスの重要性が

伝わるかと思います

割と

数のカウントで捉えられがちなコンパスには

このような重要な意味があるのです


という訳で

ブレリアを聴きながら

まずは強い音を拾って
(3、7、8、10、12を見つける)

それが繰り返されている
(12の繰り返しを見つける)


ことを見つけてください


12の繰り返しが認識できるようになったら


その間の間隔に

綺麗にカウントが入っているのがわかると思います


これが

フラメンコのコンパスを習得する

最善の方法だと

私は思います


日本でフラメンコのCDも買えます

インターネットにも結構上がってますので



まずはブレリアを探して

頑張って数えてみてください


これが出来るようになると

晴れてあなたもフラメンコ人😂


そしてフラメンコの魅力に取り憑かれて

抜けられなくなります😂


そしてフラメンコの裾野は広がっていく(*´-`)

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