フラメンコのーと💃 〜フラメンコの小道具〜 (2023年10月13日)
今週はちょっと路線を変えて
フラメンコで使われる小道具を紹介してみようと思います
今までお話ししてきた通り
フラメンコには主に
踊る人、歌う人、ギターを弾く人が居ます
踊る人は
つま先と踵に釘が打たれた靴を履いてます
歌う人は声以外特に何もないかな
あと音を出すとすると手拍子なので
強いて言えば「手」かな
ギターを弾く人はもちろんギターなんですが
実はスペインギターとフラメンコギターは
若干違いがあるらしい
(詳しくはわからないけど)
この間スペインギターを聞いたのだけど
弦の余韻を楽しむためなのかな
丁寧に弦調整をしているのがとても新鮮だった
もともとフラメンコギターは
ボディを叩いたりして音を出すから
本体の強度が違うみたいなことを聞いたことはあったんだけど
そう言われればフラメンコギターは
やっぱりコンパスに支配されるから
ホワ〜ンって音が響いてると演奏出来ないよな
ってなって
やっぱりちゃんと違いがあるんだなってなった
これがフラメンコの3種の神器(靴、声、ギター)で
この他よく一緒になる楽器としては
カホンと言われる四角い箱の形をした打楽器
音楽好きの知人曰く
電源の要らない最強の楽器、なのだそう
(そう言われれば確かにそう。そういう見方もあるのね)
その他でいうと
ピアノとかフルートとかバイオリンも
最近はよくフラメンコとコラボしているのを見かける
そういう楽器系とは別に
実は踊り手が使う小道具がいくつかある
パリージョ(カスタネット)
アバニコ(扇子)
コルドベス(帽子)
バストン(ステッキ)
マントン(大判ショール)
バタ・デ・コーラ(裾の長いスカート)
1のパリージョはカスタネットのこと
でも小学校とかで使う赤青の両手で叩く奴ではなく
右手左手に一つずつ持って音を鳴らす
かなり高等技術を要するもの
2のアバニコは
形は日本の扇子🪭と一緒
新体操のリボンみたいに
ひらひらのついた奴が流行って
よく見かけたこともある
3のコルドベスは
シルクハットの形をした帽子
音が鳴ったりするわけではないが
踊りの動きと衣装のアクセントとして見かける
4のバストンは
そのままステッキの形状で
足音と絡めて床を叩いて音を出すもの
5のマントンは
大判ショールに刺繍が施されていて
そしてフレコと呼ばれる長い糸のフリルみたいなものが四方についており
揺れてとても華やかな印象を与える
ダイナミックに振り回したり
衣装の一部になったりもする
6のバタ・デ・コーラは
踊り手が着る身長以上の裾の長いスカートのことで
引きずったり
蹴り上げたり
振り回したりと
果てしない体力を要するもの
しかしそのダイナミックな布の動きは
ものすごく華やかでエレガントです
この曲でこの小物をよく使う
とかもあるんだけど
それはまた追々
フラメンコを見てる時に
なんか小物が出てきたら
思い出してみてください
(↓写真があったもの貼っときます)
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