EEL Ver.1.0.7 リリース
2020年7月7日より、Grasshopper専用構造設計支援プログラム EEL Ver.1.0.7が弊社HPからダウンロードして試用できるようになりました。ダウンロード後はインストールマニュアルもダウンロードファイルに含まれていますので参照してください。
以前のnoteでもEELの新機能(BIM連携)を使い、VRミートアップ三重に構造モデル出展について投稿しましたが、最新版EELではこれらの機能を使うことができます。これまではコンピュテーショナルデザインのみに閉じたものでしたが、今回のアップデートで世界が広がり、やりたかったことが実現したものとなりました(連携仕様やフレームワーク改良にやや苦労しました)
また、youtubeにも簡単な紹介動画をアップしております。
EELのおさらいですが、以下に示すような特徴で、今回のバージョンからRhino6に正式対応しております(今まではRhino5のみだったため、Rhino6だとUIがうまく表示されないなどご不便をおかけしました)
今回のアップデートの主な内容は、ST-Bridgeの出力機能やRhinoへのBake機能を追加することで他のソフトへの連携が可能となり、ARCHICADやRevitなどのBIMソフトや、VizitViewerやTwinmotion、Unityなどのビジュアライゼーション系ソフト, 3Dプリンタなどで構造モデルをスムーズに利用できるようになっています。
こういったComputational Design, BIM, Vizの連携をARCHICADイベントで展示したモデルで実践しています。
また、VR SNS clusterにもUnity経由でワールド生成もできるようになっていますので、近々clusterでイベントも開催したいと思っています。
今回のアップデートでは、出力対応ソフトも多くなったので、少し手間ですがデータベース(csvファイル)もしっかり作りこむ必要があります。
また、鉄骨継手などの表示機能も追加しており、今後もこういったディテール生成機能を追加していく予定です。
現状のEELのコンポーネントは以下の通りで、少しずつ増えてきています。
EELの特徴的な機能を使ったSampleデータも取り揃えておりますので、いろいろ触ってみてください。
いろんなことができるようになって、今回のnoteではすべて紹介することが難しいのですが、今後Zoomを使ったオンライン説明会も週1程度で開催していきますので、よかったらご参加ください。また告知していきます。
なかなか説明会の参加が難しい場合でもEELやその他GH等に関する動画配信も行えるようにEEL のyoutubeチャンネルを作成しました。まだコンテンツは少ないですが、今後動画をアップロードしていきますのでよかったらチャンネル登録お願いします。
次回は10月ごろになるとおもいますが、木造プレカットフォーマットCEDXM対応や解析機能強化なども考えておりますので楽しみにしていてください。
コロナウイルスの関係で在宅が多くなっている方もこの機会にコンピュテーショナルデザインの技術も習得して頂ければと思います。
やや長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。