だれかの幸せ
昨日、財布丸ごと落としてしまいました。
落とした場所もわかっていますが、気づいたのは1時間後。
なんとなく今回は出てこない気がして、すぐに諸々の手続きをしました。
『今回は』.......
そう、今までは手元に戻ってきていたのです。
親切な人
私は今まで、
イオンモールで10回以上、トイレに携帯を置き忘れ、
大阪、名古屋、東京、空港、と出かける先のトイレにスマホを置き忘れ、、
でもちゃんと帰ってきてくれました。
いつもトイレなのは、スマホをパンツの後ろポケットに入れる癖があったため、トイレに入るとポイとその辺に置いてしまっていたからです。
そのほか、
街中で定期を落とし、こちらも隣の県の警察署まで取りに行き、
財布を丸ごとなくしては、またまた届け出た警察署まで取りに行きました。
このとき財布を落としていることすら気づかづ、あれ?と思ったのは次の日の朝。失くしてから20時間くらいたっていました。
拾い主さんは、『お礼はいらないから返してあげてください』と言ってくださったそう。
見ず知らずの人が、どんくさい他人のために....本当に親切な人がいるなぁと感謝するばかりでした。
そして今回なのですが、
差し入れを買っただけなのに
今回私が財布を落とした場所はビジネス街から住宅地を抜けていく道路。
知り合いの店に行くために、差し入れのコーヒーをコンビニで買い、手提げの袋に財布をしまって
ベビーカーのフックにかけました。
コンビニを出てからお店まで100メートル。
お店でぺちゃくちゃしゃべり、1時間後、さて次の約束の場所に行こうかと思ったときに気づきました。
『ん?ない。』
『あれ?ない。』
やってもた。
不思議です。ベビーカーのフックから落ちたのなら、私の足に当たるはず!
そこをすり抜けたなんて、財布はよっぽど逃げたかったのか。
エアポケットに入ったんじゃないかと本気で思いました。
でも、
私はいたって冷静です。
なぜなら、私の頭には『ハッピー変換機』なるものが付いているからです♪
だれかの幸せ
やってもた。
となった私は、直感で『今回はでてこないな』と思いました。
ベビーカーを押しながらどんなカード類が入っていたか思い浮かべ、各種カードの停止と再発行の手続きを淡々としました。
その時私が思っていたことは、
『このご時世、コロナでお金に困っている人がありがたく使ってくれてることを祈るばかり』
『もしかしたら世の中に良いことをしたかもしれない』
『一番大切なものは、このベビーカーに載っているわが子』
でした。
負け惜しみでもなく、正当化でもなく、
ただただそう思いました。
私は財布を丸ごと落としたことで、
帰りの電車代を15歳年下の女の子に借りなければならなかったし、
各種手続きに6社ほど連絡をしなければならなかったし、
免許証も更新しに行かなければならなくなった。
でも、ただそれだけのこと。
あとは、
亡くなったおじいちゃんがチベットで買ってきてくれたお土産のお財布だったことや、姉が赴任先のシンガポールで買ってきてくれた定期入れ、クライアントからもらったトーゴ共和国の手提げ袋だったことが、
とても残念ではあったけど、
それはここに繋がるわけで。
本当に大切なものはhttps://note.com/lam_orange/n/n389ffb723b16
財布をなくしたことで、
どこかでHAPPYになってる人がいる。
自分の過失で
2畳ほどしかない広さの交番にいた警察官の人にお仕事を与えることもできました。笑
そしてきっとこの事件もいつかネタになる。
マレーシア到着後、すべての荷物をなくしたときのように。
≪photo≫
New Zealand Aucklandのマスターズ大会にて
滋賀県 成安造形大学
Singapore SuperTree by IndoChine(閉店)