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【プラモデル】1/72 ドイツ軍 ビエラフースラー型 牙砲塔G型12.8cm砲の製作


🔺パッケージ

ドイツ軍ビエラフースラー(4脚)型を再現


Rocket Modelsから発売されている「フィスト・オブ・ウォー」シリーズの 1/72 ドイツ軍 ビエラフースラー型 牙砲塔G型12.8cm砲 多脚戦車

FIST OF WARシリーズ
​第二次世界大戦の終戦が1947年まで伸びたという背景設定に基づき展開する架空兵器のプラスチックモデルシリーズです。

ビエラフースラー型 牙砲塔G型12.8cm砲は、1942年1月の「タイフーン作戦」時のドイツ軍ビエラフースラー(4脚)型を再現したという架空設定のキットになります


ユニークなデザインと低価格でお求めやすい商品

キットは1/72スケールで、脚の付け根、膝、足首の関節を動かせます。組み立てるには別売りのニッパーやヤスリ、接着剤などが必要で、ピンバイスもあると便利です。
ランナーはグレーの単色で、価格は1650円(税込)

🔺ランナーは6点、グレー単色、デカールも付属


組み立て開始

説明書だけでは、わかりにくい部分があるかもしれませんので、ロケットモデルスの公式YouTubeチャンネルに『1/72ビエラフースラー型の簡単半固定式脚部組立方法解説』という動画を参考にしながら組み立てるといいと思います。

🔺他の商品の説明書を参考にして余ったパーツを取り付けました。


改造・加工箇所

🔺脚部のシリンダーの穴は接着後、塗装のクリアランスも考慮して1.5mmのピンバイスで広げ、
D2とD3はプラ板でつなげて強度を上げました。
🔺シリンダーのピストンを固定するカバーを取り付け、砲身の接着角度を下向きに変更して隙間も埋めました。

先に述べた部分以外にも、脚の軸をプラ板で補強したり、隙間をパテで埋めたりしました。手を加える余地のあるキットは、試行錯誤する過程も含めて、楽しいです。😋


簡単なディテールアップ

🔺脚部の装甲に1.7mmの尖頭ボルトを取り付け、装甲の角に溶接跡をパテで追加しました。
また、ランダムに大小様々な被弾跡も付けてみました。

1.7mmの尖頭ボルトは、1/72のスケールには少し大きすぎたかもしれません。
溶接跡にはポリエステルパテを使うといいそうですが、手元になかったので柔らかいタミヤパテを使用しました。そのため、うまく形成できず失敗してしまいました。😭

被弾跡はネイルアート用のドットペンを熱して押し付けて作りました。ただ、面白くて夢中になって作業を続けたら、まるで集中砲火を受けたようになってしまいました。😭😭

これまでキットを傷つけることに抵抗があったため、溶接跡やダメージ表現を試したことはなかったのですが、勇気を出してやってみたらとても楽しかったです👏

ディテールアップはこれぐらいしかできませんでした。これからの課題ですね。


仮組み完成

🔺かっこよさと可愛らしさを兼ね備えた多脚戦車!

失敗もありましたが、なんとかここまで仕上げることができました。合わせ目消しには苦労しましたが、合わせ目をまたぐ細かなディテールはなかったので、スケールモデルの経験が浅くてもなんとかできました。

塗装

このキットを使って迷彩塗装やグラデーション塗装の練習をしました。
無駄な手順もあるかもしれませんが、優しい気持ちで見守ってください。🫡

🔺下地色として、ダークアイアン(履帯色)を車両全体に塗装しました。

サーフェイサーにはガイアノーツ エヴォ オキサイドレッドを使い、その後に下地色としてタミヤラッカー LP-54 ダークアイアン(履帯色)を塗装しました。

ダークアイアン塗装の後、剥がし表現の下準備としてタミヤ チッピング液を塗りました。しかし、吹きすぎてしまい液だれが起きて失敗してしまいました。(失敗しても水で拭き取れます)
タミヤ チッピング液はふわっと優しく吹きかけると失敗しにくいと思います(失敗して学びました😭)。


脚部はクレオス C-38 Mr.カラー オリーブドラブ(2)で塗装しました。

ここでトラブル発生!機銃が塗装中に折れてしまいました😭

🔺折れていない方も強度に不安があったため、両方とも0.5mmの真鍮線に置き換えました。

0.5mmの穴を開けることに不安がありましたが、なんとかうまくできました。


迷彩塗装

🔺ベースカラーにはサンドイエローを選びました。グラデーションをかけたのですが、迷彩柄で隠れてしまうため、もっと強めに陰影をつけたほうがよかったかもしれません。
🔺迷彩塗装が終わり、デカールを貼り付けた状態です。

迷彩塗装の一色目にはクレオス Mr.カラー C43 ウッドブラウンを使用し、エアブラシでフリーハンドで描きました。
二色目にはクレオス UG06 ガンダムカラー MSグリーンを使用し、ウッドブラウンの中間にベース色のサンドイエローが残るように塗装しました。

脚部のシリンダーのピストンをタミヤ エナメル チタンシルバーで、筆塗りしておきました。


ウェザリング

🔺角を中心に剥がしチッピング。『Not Yet Broken』と遊び心で文字を書いてみました。

ウェザリングをする前にデカール保護の目的やウェザリングがのりやすいように半光沢を吹いておきます。

剥がしチッピングを試みたのですが、使用した歯ブラシのコントロールに失敗し、予想外に派手にはがれてしまいました。

タミヤのチッピング液はアクリル塗料を推奨されていますが、ラッカー塗料でも使用可能です。ただし、ラッカーの場合は剥がれにくいため、ぬるま湯に10分ほど浸してから剥がし作業を行いました。

思いつきで『Not Yet Broken』とフリーハンドで文字を書いてみました。綺麗には書けませんでしたが、ライブ感があってこれもありかなと思います🤭

🔺スミ入れを兼ねたピンウォッシュと、色ムラを出すためのドッティングを行いました。

ピンウォッシュにはMr.ウェザリングカラー グランドブラウンを使用しました。
普段はウォッシングを行いますが、迷彩柄が淡いのでウォッシングすると迷彩が見えにくくなる恐れがあったため、今回はウォッシングをしませんでした。

ドッティングにはクレオス フィルタ・リキッドのレイヤーバイオレット、スポットイエロー、ラストオレンジなどを使用しました。
フィルタ・リキッドが乾燥したあとに、筆でぼかして馴染ませました。

🔺雨だれと泥汚れ、その他サビ汚れやオイル汚れを追加しました。

雨だれはMr.ウェザリングカラー マルチブラックを点付けし、軽く薄め液を含ませた筆で下方向にぼかしました。サビ色の雨だれを表現したい箇所には、Mr.ウェザリングカラー ラストオレンジを使って同じように雨だれを描きました。

泥汚れには、まずクレオスのMr.ウェザリングペースト マッドホワイトを塗り、その後にMr.ウェザリングペースト マッドブラウンで色の変化をつけ、乾燥後に軽く薄め液を含ませた筆で拭き取りました。

サビはガイアエナメルカラー 赤サビで、オイル汚れはガイアエナメルカラー オイルを使いました。


どろどろウェザリング仕上げ ドイツ軍 ビエラフースラー型 牙砲塔G型12.8cm砲完成!

🔺背面
🔺側面
🔺底面

ここまでドロドロににプラモデルを汚したのは初めての経験で、それ以外にも未経験のウェザリング技法やダメージ表現に挑戦しました。
たくさん失敗もしましたが、それも良い経験となり、新しいことにチャレンジすることは、成功や失敗に関わらずワクワクします。

また今回、初めてロケットモデルズのプラモデルを作りましたが、最後まで楽しんで製作できました。塗装も含めて約2週間でサクッと完成し、3ヶ月ぶりのプラモデルはとても良いリフレッシュになりました。


これで1/72 ドイツ軍 ビエラフースラー型 牙砲塔G型12.8cm砲の製作が無事に終了しました!😊👍

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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