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お遍路ウォーキング日記(36:二十四番最御崎寺へ ②)

【2024年2月8日(木曜日) Day 36】

 札所二十三番薬王寺について。

 薬王寺は徳島県屈指の初詣スポットで、正月には臨時の初詣列車が運行される。徳島からは牟岐むぎ線というローカル線に乗り日和佐ひわさでおりる。

 この日和佐は平成大合併で隣の由岐ゆき町と合併して新たに美波みなみ町という名前を名乗り今に至るが駅名は日和佐だし、日和佐には城もあって今更ながら美波城などと名前が変えられる訳もない。

 そんな日和佐の街中に薬王寺はある。8世紀に聖武天皇の勅令で行基菩薩が開山。後に弘法が自らの厄年の厄払いで厄除け薬師如来像を作り本堂とする。その後は厄除け本願として時の天皇の勅令で官寺とされている。

 12世紀には失火で全焼するも本尊は奥の院へ自ら飛び難を逃れその後後嵯峨天皇により再建されると再び戻ってきたという言い伝えがある。

 この寺の特徴はやや急な石段が女厄33段、男厄42段あり本堂へと至る。更に本厄の61段上がって瑜祇ゆぎ塔まで続く。本堂まではみんな上がるが更にその上へ行く人はあまりいないと思う。年に数回瑜祇塔も一般公開がある■

 

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