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続・お遍路ウォーキング日記(13:十一番藤井寺へ)

【2024/10/21(月)Day 13】

 今日もアプリのチェックを忘れて打った札所で足踏みをするというこのアプリ、お遍路ウォーキングの罠にハマる。今日も少しムダ歩きをする。

 今日で10番目の札所を打ったが、実際のお遍路さんのペースでは二日あればここまで来られるらしい。

 切幡寺は空海の着物を直すために機織り物を惜しみなく差し出したという機織り娘の伝説が残る寺。何をおいてもここに来ていきなり四国八十八ヶ所巡礼らしいキツイ石段を登らされることでも知られている。これまで穏やかでアップダウンなど殆どなかった札所がここに来て初めて牙をむいたような印象さえ感じる場所だ。

 かつて境内には芝犬が放し飼いにされていた。賢いわんこで石段をゼイゼイ言いながら登って来た参拝客を石段の上から出迎えてくれたものだ。いつしかわんこはいなくなってしまっただけでなく、今はわんこNGのお寺にまでなってしまっている。

 この寺を打つと吉野川を越えた南側の吉野川市(旧鴨島町)にある藤井寺までは少し距離もありムダ歩きはしばらくしないですみそうだ。

 吉野川を渡る時最短ルートを辿ると沈下橋を二箇所渡ることとなる。吉野川は昔から「四国三郎」と呼ばれる日本三大河の一つだ。ほかに太郎、次郎がいて太郎は「坂東太郎」の利根川。次郎は「筑紫次郎」の筑後川で、これは学校の地理の時間に教わる長い順の「三大河川」ではなく、暴れ川で名高い三つの川のことを指し「三大河さんたいが」と呼ばれている。ちなみに四国三郎は坂東太郎の4倍の年間水流差を持つ名実ともに日本一の暴れ川なのだそうで。

 この吉野川を越えるとき、初めて沈下橋を渡るという人もいるかと思う。車の場合は他の橋も選択できるが、歩きや自転車の人は是非とも最短ルートに沈下橋があるから渡るべきだと思う■

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