お遍路ウォーキング日記(158:五十番繁多寺へ)
【2024年6月11日(火曜日) Day 158】
三坂峠を下り札所四十六番を打つとその後は連日のように札所を打っている。今日は四十九番浄土寺を打ち、その次の五十番繁多寺も目前だ。
今日は札所四十九番浄土寺について簡単に書く。この寺は孝謙天皇の勅願所として恵明上人が行基菩薩の彫った釈迦如来像を安置して建立されたという寺伝がある。
後に弘法が荒廃していたこの寺を再興させ真言宗に改宗させて寺は栄えるようになった。
10世紀には空也上人がこの寺に三年滞在し、地域との繋がりを深める。源頼朝も堂塔を修復しているが、14世紀には兵火により焼失。後に伊予国司の河野氏により復興をされ現在に至る。
四国八十八ヶ所の中では殊の外空也上人との繋がりの強い寺である。現在空也上人が再注目されているのでこの寺をお詣りする人もまた空也上人に想いを馳せるという人もいるのかも知れない■