ワクチン接種後3日目
【療養日記2023 9月10日(日)】
目覚めて少し具合が悪い事に気づく。恐らくはワクチンとは無関係だと思う。ワクチンの副反応の時にはおかしいなと気づいたらあれよあれよという間に、まるで坂道を下っていくように調子が悪くなって行った。その時の気分は何者かが無遠慮に忍び寄ってくるような感覚だった。
昨日妻と約束したわんこを連れて鎌倉も正直言って冗談じゃないと思うくらいだったがそんな事は赦してもらえるわけもなく、朝から重怠い身体を引きずり朝食の支度をする。
結局頑張ってわんこを外に出すのはやめて二人で出かける事に。
今日はまさに「残暑」という言葉が憎らしくなるほどに当てはまる一日。日中は日差しも容赦なく鎌倉という場所も相まって多湿。
まずは妻の用事を最初に片付ける。妻のハンドメイドわんこ服「流れ星みっつ」の作品を委託販売している店に納品と陳列をしに行く。
今日の鎌倉は人人人の人だかりで暑い街中でもマスクをつけたくなるような有様だった。このところCovid-19の第9波が始まっているニュースも耳にするくらいで、自分がワクチンを打ったのもそのためだった。とにかく人の多いところになど行きたくない。
妻の用事が済むとすぐ近くにあるカレー屋、「キャラウェイ」の行列が思いの外短かったのでお昼時ということもあって並んだ。日頃わんこと一緒の時が多いので入れない店だからたまには行ってみたかった。結局は30分以上待たされたがカレーはそれだけ待っても食べる価値はある。
この店はルーだけ持ち帰りもできるので次からはルー持ち帰りで食べようかなと思う。
食事が終わると妻が気になる店があるというので長谷へ移動。普通なら御成通りを通って歩いて行くところだが暑いので江ノ電に乗る。長谷は鎌倉から三駅先。
お店は大仏に向かう通り沿いにある「かわひらこ」という和のテイストの強いレトログッズ+和食の店で店内には所狭しとレトログッズや不思議なものが数多く並んでいた。また店の雰囲気が目に留まったのか手ぬぐいの「濱文様」の社長との繋がりがあるらしく濱文様の手ぬぐいも数多く置いてあった。(書いたことなかったが僕は濱文様のファンでもある。)
妻のハンドメイド仲間がこの店に商品を納めている事とInstagramで妻と繋がっているらしく、そんな繋がりあって一回来てみたかったらしい。妻は初めましての割にはお店の方と意気投合してアイスコーヒーだけで30分ほど話し込んでいた。その間僕はというとうとうとと居眠りをする始末。
この店はテラスでならわんこもOKで初めからこの店狙いだった。流石に今日はわんこを連れてこなくて正解だったが雰囲気はとても良いのでもっと涼しくなったら由比ヶ浜とセットで食事に行くのが楽しみだ。このお店の雰囲気は本当に一見の価値はある。
このお店で涼んでいると近所の例大祭の山車と神輿が通り過ぎて行った。
今日は近くの甘縄神明神社の例大祭でお囃子と山車、神輿が大仏の近くまで練り歩くのだとのこと。
お茶を飲んですぐに戻るのもつまらないので高徳院(鎌倉大仏)にも行ってみる。日頃から写真などで見慣れた大仏だが行くのは本当に久しぶりだった。
大仏様の正面はあまりにも有名なので敢えてここで載せることもないと思う。背中は見たことがない人も多いだろう。窓が二つあり中に入る入口もある(この夏は気温が高すぎて「胎内めぐり」は中止)。こう見るととてもカッコいい。鎌倉大仏と大阪の太陽の塔の背中は何とも相通ずる「意外感」があると思う。
大仏の後は甘縄神明神社にも行ってみたがまだ山車は戻っておらず静まり返っていた。
江ノ電で鎌倉に戻ると今度は御成通りを歩く。御成通りはなんともホッとする。ここが我が家にとっては本当の鎌倉で、ここに来ると本当に落ち着く。まずはなじみのカフェ、The Good Goodiesでお茶を飲み一息つかせ、その後フラフラと御成通りを歩いた。
今日は暑すぎてわんこを連れて来なくて正解だったが、御成通りに来るとわんこと歩きたいなと思うものだ。
こうして鎌倉散策を楽しむとあとは大船で買い物をしてバスで帰った。
今日はわんこがいなかったので日頃行くことのできない場所にも行くことができたが、やはり鎌倉はわんこと遊びに行きたいなと思うことも多かった。
今日はワクチン接種後三日目、今のところ酷い副反応は見られない。けどまだ油断はできない。このタイトルは今日までにしておくつもり■