療養日記　2021年11月14日　『北総』

　昨日の日記では躊躇っていた北総ニュータウンでのイベントに行ってきた。今日は一日その話くらいしかできない。

　イベントの名前はわんわんフェスタ。簡単に書いちゃえばマルシェなどが適当に出来上がって物販がメインのイベント。場所は千葉県立北総花の丘公園という千葉ニュータウンにある大きな公園だ。我が家から車で行っても２時間、ざっと８０㎞ほどの距離もある。

　現在の療養生活に入ってからはおそらく最も遠く、始めから身体的な負担も大きな場所だと思っていた。なので昨日は行かない事にしていたのだが、あまりに妻が不機嫌になりそこらじゅうに当たり散らして家の中も険悪な雰囲気になりそんな様子がわんこにも伝わってストレスの原因になるので行きたがっている思い出のイベントでもあるのでじっくりと考えた末行く事にした。

３年ぶりにやって来た北総のイベント

　このイベントもいつしか大々的なものとなり、公園内に入るのにも時間がかかってしまう。駐車スペースを特別に確保するので場合によってはイベント会場まで延々と歩かされる。程々近い場所に車が駐められてラッキーだった。

　わんこカートにつけたネームプレートは先日赤レンガ倉庫でイベントが行われた時に作った物である。つい先日やっと届いた。多分妻がイベントに行きたがっていたのは心ゆくまでおやつの試食をするためこのナンバープレートが届いたからだろう。

お店もいっぱい出ていました〔写ってないけど）

　久しぶりにやって来たこのイベント、参加者も増えればキッチンカーもだいぶ増えて充実していた。こういうイベントに行くと妻はすぐおやつを売っているブースへ行き無料試食をかき集めてはわんこに食べさせる。こんなことも改めてこの手のイベントが開催される様になったからだろう。

千葉県警のテントにすごい行列

　なんとこの日の一番人気は千葉県警で。撮影道具を出していた。上の写真の様な顔出しと下の写真のＧＴＲパトカーだ。これだけでわんこ連れの心を掴んで離さなかった。千葉県警の提案ではわんこの散歩の時間を子ども達の下校時間に合わせようというものだ。確かに地域の目が子どもに向けられやすくなるのでいいアイデアだとは思うのだがいかにも犯罪の多い千葉らしい呼びかけだなとも正直思った。神奈川県警もそんな呼びかけしてるのかな。もう一つシャレになってない事書くがこうしてわんこのお散歩の時間を変える事で飲酒運転トラックに轢かれてしまうリスク高くなりそうだと結構真面目に考えている。アイデアそのものは素晴らしいと思うけど、千葉ではそれに伴うリスクも高そう。

　これはバカにして言っているわけではなく、千葉は実際にスリだの何だのといった軽犯罪件数が大阪よりも多い日本でも屈指の物騒な場所だということはあまり知られていない。その上先日の八街での飲酒運転トラック事故もあって、子どもは結構危険に晒される時間も多く、そんな時間にはたしてわんこ連れで散歩できるのかどうか本当に気になる。

このＧＴＲパトカーと写真を撮る行列でした

　イベント自体は三時を過ぎると徐々に店じまいが始まり、四時ともなればかなり淋しくなってくる。今回も何組か妻の知り合いには会えたが、あまり知っている顔は見なかった。このイベント、場所が北総で終わる時間も早めなのでこのあと成田に寄って鰻を食べる人が結構多いらしい。

そろそろ帰ろう

　既に首都高でも渋滞が始まっていたので帰りは館山道を南下して木更津からアクアライン経由でと思ったら我々がルート選択をした後で事故が起きて大渋滞。しょうがないので手前の市原ＳＡでちょっと休憩した後、木更津東インターで降りて久留里エリアで買物をして帰った。この久留里エリアは父方の実家のある一帯で、自分にとってもわんこにとってもお馴染みの場所である。実に２年近くぶりなのだがそれまで何度となく来ているので久しぶりという感じはしなかった。

　千葉県内に入るとヤックスというドラッグストアがあり、このドラッグストアでなければ手に入らないインスタント竹岡式ラーメンがあってそれも本当に久しぶりに買う事ができた。竹岡式ラーメンというのは関東圏内では有名な千葉のローカルラーメンなのだが、それを再現したインスタントラーメンもまた美味しい。と云うのも竹岡式は乾麺を煮て作るからだ。そしてこの復元された竹岡式を作っているメーカーはサンヨー食品。あのサッポロ一番を作っているメーカーだ。だからマズいわけがない。これ、全国的にラインアップに入れても十分だと思うのだが。

　その他にも久留里エリアに行くと必ず立ち寄るスーパーマーケットに行って買物をしたり、木更津にある山岡家でラーメン食べたりと帰路の方が内容が濃かったと思う。

　さて、先ほども話題に出した千葉県警のわんこお散歩に関する提唱。余計な不安要素は考慮しないとすれば素晴らしいアイデアだと思う。地域の子どもに向けられる目が増えるし、ペットを通して新たな繋がりもできると思う。ペットに対する理解も高まるだろうし他にもいろんなメリットはあると思う。こんな提唱があるのだと知っただけでもイベントに参加して良かった。これ、横浜でもやってみたらいいのにとも思った。ただし子どもの登下校時間にわんこを散歩に出せる人はもしかしたら少ないのではと思う。夕方わんこの散歩に出ている人達が何故その時間に散歩をするのか、その時間しかないという人も多いし、夏場は暑くてこと下校に関して言えば間違いなくわんこを散歩させる時間でもない。でも通年ではないのでできる時期にはその様に時間をシフトできる人から始めてみてもいいかと思う■