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療養日記 2021年12月24日 『聖夜』

 比較的早い時間から起きてレジンの作業を始めていた。今日でだいたいの組み立ても終わらせようと思っていたのだが、ヒートンがないことに気付いた。ヒートンってのはどう説明すればいいのだろう、チャームに穴を開けそこにねじ込むように刺し、チェーンやカンなどを通すものだ。以前はダイソーでも売られていたのに、最近はあまり見かけなくなってしまった。

 今日の体調は可もなく不可もなく、本当なら外に出ても良かったのだが本当に必要な買物や通院以外の外出はしばらく控えることにした。以前のように散歩にも出る気になれない。そんな中今日はクリスマスイブということもあって昼間妻がテレワークの昼休みの時間を利用して近くのスーパーに買い物に出る。まずは昨日も書いた料理に必要なものを買い、せっかくのイブなので鶏の脚も買いおまけにケーキも買っておいた。我が家ではクリスマスケーキは必需品で25日の晩に撮影を行う。

毎年こんな写真を撮ってます

 撮影は明日。でもケーキは今日のうちにおさえておいた。でないと当日になってあちこち探し回るのに骨が折れる。

 午前中はレジン作業をしていたがそれも中断し、午後は愈々クリスマスディナーに取りかかる。今回は妻の知り合いが○○道から送ってきた赤ワインを飲んで処理できないので贅沢にも料理に使ってやろうという所から始まる。先日スーパーで牛すね肉が安く手に入ったのであとはちょっと贅沢してみることに。タマネギが1個丸々必要なのでスーパーで淡路島のタマネギを探して買い求め、隠し味にはマイタケを使い、もう一つの隠し味にはこの秋クラハの友人が広島から送ってくれたウスターソースも使った。

こうして出来たものがこれ

 なんだ、ただのビーフシチューじゃんと言われそうだがビーフシチューのルーやドミグラスソースは一切使っていない。ワイン、コンソメ、おろしタマネギを煮込んでいくとこのようになってくる。れっきとした赤ワイン煮である。この料理はスープの部分はワイン1本分くらいしか作れず、その代わりすね肉を贅沢に使ったのでお肉をメインに楽しむものだ。なのでポテトも人参さえも入っていない。シチューではなくて赤ワイン煮だ。

 自分の作った料理を他人に見せて美味しかったなどとは僕は絶対に言わない(プロでもないのに言えばかなりいやらしいでしょ)のだが、これだけの材料をそろえたのだから夕食はそこそこ楽しめた。ただしおいそれと簡単には作れない。すね肉も結構な量使うし、なによりもワイン1本まるごと使う。

 これだけの料理を作ったのに妻は食べ終わると大きな口を開け、わんこを枕にして大いびきをかいていたすっかり居眠りをしていた。なんともがっかりである■


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