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ちょっとだけ前向きな言葉(197・198)

●おとなしい人ほど怒ると怖いのはその人が受けた抑圧を一気に解放するから。何事も溜め込まないのが楽な生き方だと思う。

 滅多に怒らない大人しい人がひとたび怒る姿を見せるとそれがとても同一人物には見えず怖い人という印象を受ける、そういう経験は誰にでもあると思う。

 おとなしい人は、普段から感情を内に秘めており、他人に対して怒りや不満を表現することが少ない傾向ががある。しかし、抑圧された感情が一度に解放されると、通常よりも強烈な怒りや感情の噴出が起こる可能性がある。

大人しい人の全てが抑圧されているわけでもない

 抑圧と感情の関係は抑圧が強いと感情の現れ方も急速で激しくなるものと考えられ、自分では攻撃的になったつもりではなくても相手にとっては非常に攻撃的なものと受け止められてしまうものだと思う。

 感情を溜め込むことは、ストレスや不快感を引き起こし、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。感情をオープンに表現し適切な方法で解放することで、内面的なバランスや心の健康を保つことができると言われていて、感情を内に秘めがちな人はあまりため込む前に自分を解放するように心がける必要もあると思う。

●おだてないとすぐ機嫌を損ねる人などほっとけばいい。無理に付き合う価値もない。


 「おだてる」とは、他人の自尊心をくすぐるような言葉や行動をすること。おだてないとすぐに機嫌を損ねるような人に対しては、そのような行為をしないでおいた方が良い。ちょうど犬を飼ってる人ならわかるが、犬が関心を引くために無駄吠えし、それを諫めるために声をかけたりおやつを与えると吠えると褒められておやつまでもらえると犬に誤解を与えるのと同じ。ちやほやされていい気になる人はちやほやされていないと機嫌を損ね、ちやほやさせるように周囲にアピールをする。やっていることは犬と同じなわけだ。そのような人には関わる必要がなく、無理に付き合うことは意味がない。

 そのような人との付き合いはストレスや不快感を引き起こす可能性があり、良好だった人間関係を損ねてしまう恐れもある。機嫌を損ねやすい人との関係は、相手の感情や反応に常に気を使う必要があり、自身の心理的な負担を増やすことに繋がる。また、おだてによって相手の機嫌を取る行為は、本来の自己を偽ることでもある。人をおだてる時はそれが本当に必要だと判断した時以外はしないこと。「おだてる=つけあがる」の図式は必ず成立する。

すぐ吠える犬は相手をせず黙って近寄り圧をかけないと遊んでもらっていると誤解する

 自分自身の幸福や心の健康を考えるならば、ストレスの少ない関係を築くことが重要であり、そのような人を避ける方法も積極的に選択すべきだ。

 ただし、人間関係においては、すべての人との付き合いが簡単に避けられるわけではなく、
個々の状況や関係性によって異なるため、適切な判断やバランスを持つ必要もある。自分自身の幸福を優先し、ストレスの少ない関係を築くことを心がける一方で、対話や妥協を通じて問題解決を図ることもまた忘れてはならない■

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