続・お遍路ウォーキング日記（２０：十二番焼山寺へ　其の五）

【2024/10/28（月）Day 20】

　今日は雨降りの上に昨日の疲れもとれておらず、朝いつもの時間（朝６時）に起きることさえできなかった。

　雨もしっかり降っていてウォーキングもできず、今日は大人しく家で過ごすことに。暦では今日は仏滅、そして御弔いさえも憚られる十死日だ。こんな日はとにかくじっとしているに尽きる。

　さて、ヴァーチャルの巡礼も相変わらず焼山寺のすぐ真下のあたりにいる。ここからしばらく進むと焼山寺駐車場がある。かなり多くの台数が収容できるくらいの駐車場だが、オフシーズンの時はガランと寂しい。しかも四国札所の中で標高の高さは二番目なので雨が降るとあたり一面霧に包まれてしまい何も見えなくなる。風も嫌と言うほどに叩きつけてくる。

　駐車場が広大な分難儀をすることもあり、そんな時にはさっさと参道に入るのか一番良い。少なくとも突風からは身を守ることができる。バイクもできるだけ隅に寄せておいた方がよいが、妨げになるものは何もなくどこにおいても吹き曝しだ。風に向けてバイクを立てる（最近のライダーはこういう知恵を働かせなければいけないようなシチュエーションを経験している人ってどのくらいいるのだろう）必要があるくらいの強風に見舞われる可能性がある事も心得ておいてもらいたい。

　駐車場から山門へと続く参道は綺麗に整備されていてアップダウンもなく歩きやすい。杉並木の中を進んでゆく道はとにかく神々しささえも感じる。四国札所屈指の高い場所にある札所だけに空気もそれなりに引き締まって感じられる。札所一番から十番くらいまで札所の間が短かったこともあり、ここまで到着するとそのありがたみも一入ではないだろうか■