
お遍路ウォーキング日記(18:十四番常楽寺へ)
【2024年1月21日(日曜日) Day 18】

今日は札所十三番大日寺を打った。焼山寺から延々と歩き今日やっとたどり着いた。
十三番大日寺はひと頃韓国人女性が住職をしていて騒がれた寺でもある。そんな誰が住職しようと関係のないことだとは思うのだが。
この寺は弘法により開山した。この地で修行をしていた際に大日如来が現れ霊地であるのでここに寺を作れと弘法に命じて寺を作ったと言われている。その時の本尊は大日如来だった。やがて戦火でこの寺が焼失し、後に阿波国藩主蜂須賀光隆がこの地に阿波国の一の宮を建立し、その別当寺として敷地に建てられた。その時の一宮神社の本尊に十一面観音像が据え置かれ、札所も一宮神社だった。
明治に入り神仏分離が行われると札所だった一宮神社の別当寺大日寺に十一面観音は移され、元々大日寺にいた大日如来は脇仏となりこの寺は大日寺と名前がつきながらも本尊は十一面観音という状態が今でも続いている。
四国札所にはすぐ隣に神社のある寺が多い、二十七番神峯寺の隣には同じ名前の神峯神社が、三十番善楽寺くの向かいに土佐神宮、四十一番龍光寺の奥には稲荷神社、七十九番天皇寺は敷地が白峯神社とくっついた上に鳥居が山門でもある。他にも神社と縁の深い札所、元は別当寺だった札所もあるくらいて、四国札所から見たら神仏分離なんてものはつい最近の出来事くらいにしか見えないのではないだろうか■