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続・お遍路ウォーキング日記(104:三十八番金剛福寺へ)

【2025/01/24(金)Day 104】

 今日はようやく札所三十七番岩本寺を打った。二週間ほどかかったのではないだろうか。ずいぶん時間がかかったような感じがしてならない。

 岩本寺のある窪川町は平成の大合併で四万十町と名乗るようになった。窪川は昔からの鉄道の要所でもあるので、その名前を知っている人は多い。

 岩本寺は駅のすぐ近くにあり、境内のすぐ横をJR予土線が通っている。昔からある門前町の雰囲気がなんとも旅情を満たしてくれる。

 窪川はもともと米どころで国道56号線にもカントリーエレベーターのある商業施設がある。道の駅もその近くだ。

 昭和大合併前窪川とその隣町仁井田はそれぞれ別の町だったが、合併後窪川町と一つになる。仁井田は比較的標高の高い場所で気温の寒暖差が激しく、お米を作るのにはとても適した土地だった。

 今でも代表的な土佐米は仁井田米と呼ばれ、高知県内の宿泊施設や旅館、高級料理店などで使われるくらいだ。基本品種はヒノヒカリとヒエリという香り米である。

 仁井田米は日本でもここだけの香り米ヒエリが入ったヒノヒカリとのブレンド米だ。香りはジャスミンライスだが米はジャポニカ種で和食にとてもよく合うのが特徴。なので高知県内の高級料理店や旅館なのではこの仁井田米のご飯が出され、こらがまた鰹のたたきによくあう。

 そんなわけで高知県は四国の中でも独特の米文化を持っていて、高知県内ではよく知られたお米のブランドでもある。

 しかしひとたひ高知県を出ると全く入手できない貴重品になってしまうのだから本当に四国は互いに仲が悪いなと思う■

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