この日だけのメニュー
【日記#126 2024/12/24(火)☀️】
一昨日はクリスマスマーケットにまで行っておきながら今日がクリスマスイブだと言うのを朝起きて初めて知る。今年はとにかく曜日感覚の他にも季節の感覚そのものがが狂っていて今日はいつなのか感覚としてつかみにくい。下手をすれば今年はまだあと1ヵ月位残っているような感じさえする。
起きてまず慌てたのは今日の夕飯のことである。目覚めるまで今日はクリスマスイブだと言うことを忘れていたため、夕飯の準備を全くしていなかった。クリスマスイブの夕飯は年に1度この日だけの料理を作っている。そしてそれには準備が必要だ。
この日作るのは牛すね肉のワイン煮である。なぜこれを作るかと言うと、妻の北海道にいる知人が毎年お歳暮にワインを送ってくれる。その方は十勝の池田町に住んでいるため、毎年池田ワインが送られてくるのだ。
毎年池田ワインが送られてくるなんて贅沢な話ではあるけれども、我が家は僕も妻もお酒を飲まない。するとせっかくのワインも無駄になってしまう。
そんなわけでこの池田ワインを使って毎年ワイン煮を作るのであった。送られてくるワインはいつも赤ワインだったために、ワイン煮には非常に向いていた。飲まずに料理に使ってしまうのはもったいない話ではあるが、先日の通り僕も妻も飲めないので、捨てるよりは料理で使ったほうがずっと良い。
そして他でもない池田のワインを使うのだから、うんと贅沢なメニューにしようと言うことで、この日だけはお金に糸目をつけず、牛のすね肉を買ってワイン煮にする。
ところが最近は赤ワインが送られてくることも少なくなり同じ池田ワインでも白ワインがやってきたり、十勝の銘菓六花亭のお菓子が送られてきたりと毎年必ずしも赤ワインとは限らなくなってきた。今年も赤ワインではなかったので、ワインも調達してワイン煮を作ることにする。
我が家のワインに必要なものは、ワインは言うまでもなく、牛のすね肉が最低でも600グラム、玉ねぎ、人参、にんにく、そして舞茸が必要だ。
朝のウォーキングから戻ると一度ワインにのレシピに目を通し、必要なものを近くのスーパーで調達する。一番苦労するのはすね肉だ。逆を言えばすね肉さえ手に入れば後はそれほど難しいものはない。
材料を手に入れると、まずは午前中からすね肉をワインに浸しておく、その時に細かく刻んだ舞茸も入れておく。さらに玉ねぎ1個、にんじん1本を細かくみじん切りにする。目標としては、煮込んだときに形が全くわからない位にするためである。
こうして午後は別の事をして過ごし、夕方わんこのご飯も終わった後に本格的に調理に取り掛かる。
ワインに浸していた既にを取り出し、小麦粉をまぶす。そしてみじん切りにしてあった。にんじんと玉ねぎを炒め、牛肉を漬け込んでいた。ワインと残りのワインも一緒に圧力鍋に入れて、まずは沸騰させてアルコールを飛ばした後、肉とニンジンと玉ねぎ、そして調味料も全て入れてゆっくりと圧力鍋で加圧をする。時間は大体20分ほどだ。
加圧した後、圧が自然に抜けてからとろ火、弱火、中火の順で煮込むと完成。
ワインの酸味とほろほろに崩れるすね肉が楽しめるワイン煮ができあがる。
なお、すね肉が崩れるように柔らかくなるのは舞茸の効果で、みじん切りにして牛肉に漬けておくと肉が柔らかくなる。コレは知っておくといろんな場面で役に立つ。
コレにスーパーで買ってきた鶏の脚もつけてクリスマスイブの夜は毎年この日にしか食べない贅沢なクリスマスディナーを楽しむ。
我が家は玄関にリースを飾るだけで部屋の中にクリスマスツリーを置くでもなく淡々とこの日を迎えるが、クリスマスイブの晩にはこれだけの贅沢な料理を食べて、翌日クリスマスの晩には夕食の後ケーキも食べる。これだけでも充分なことではないかと思っている■