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続・お遍路ウォーキング日記(102:三十七番岩本寺へ 其の十)
【2025/01/22(水)Day 102】
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今日は須崎を離れ、隣の中土佐町に入る。中土佐町の国道56号線沿いはほとんどが「中土佐町久礼」なのでしばらくの間は同じ場所にいるような錯覚に陥るかもしれない。
この先「お遍路ウォーキング」でのルートはほぼ国道56号線沿いを進む。しかしながら実際の歩き遍路道は大坂谷川沿いの比較的アップダウンの少ない「大坂遍路道」か、国道56号線よりも北回りの「土佐往還そえみみず遍路道」を通り七子峠で国道と合流する。
土佐自動車道が開通するまでは車もバイクも自転車も国道56号線を通っていたが、今は車とバイクは高速道路を通るだろうし、自転車や原付の人は国道56号線を選ぶだろう。
どちらにしても、これから峠越えが始まる。そして七子峠を越えると四万十町に入る。
今日の場所から左に進むと久礼湾沿いの集落を通り、上の加江という集落を通る。自分の中で高知県の謎多き場所がこの上の加江だ。前回の日記でも書いたことだが、高知県内には下の加江と言う場所が直線距離でも50km以上離れた場所にある。この2つの場所のつながりを調べたことがあるのだが、自分の調べ方が下手なのだろう、いまだに関連性は見つからない。(誰か詳しく知ってる人がいたら教えてもらいたい。)
もう一つ面白いのがこの上の加江へと向かう道は県道25号線で、通称「中土佐佐賀線」と呼ばれている。つまり中土佐と佐賀(黒潮町佐賀、ここには道の駅がある)をつなぐ道のようなのだが、途中が未開通である。これをWikipediaで調べてみると未供用区間がちゃんと記されている。今後道路ができるのかどうかはわからないが、正直言って道路を通しても通過できる集落も殆どなければ、道路を通すには険しい山々が続いている。それこそこの区間を通る道ができても誰の得にもならなさそうだし、ここを通ると札所三十七番岩本寺を通過してしまうのでお遍路道とも無縁だ。
これから七子峠越えが始まるが、峠を越えると土讃線沿いの影野、六反地、仁井田とそれぞれの駅の横を通る。そしてこの辺りは標高も高くて冬場は雪も積もる。またこの一帯は米処としても有名だ。
土佐米についてはまた日を改めて書いてみたいと思う■