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続・お遍路ウォーキング日記(26:十三番大日寺へ 其の六)

【2024/11/03(日)Day 26】

 笠間に出かけて二つの陶器市会場を行ったり来たりしていたら思いの外歩数が稼げたため、かなり前進ができたと思う。

 現在地は昨日までいた鍋岩から国道438にまず出る。そこからしばらくの間国道沿いを進み、鬼籠野おろので県道21号線に入る。「オロノ」というバス停のある交差点だ。其の先で三叉路があるので右の道に進むとしばらくして県道207号線に入る。この県道沿いの鬼籠野小学校分校の近くにいる。

 鬼籠野という場所は現在の神山町が昭和大合併の時にできる前はひとつの自治体だった。周辺五村が合併して今現在の神山町が作られる。かつては限界集落だったものがその長閑さを利用してIT企業などのリモートワークを誘致したところ仕事の効率も上がり、環境も良かったことから移住者が増えた。この話は少し前にもした。

 車などの移動手段や仕事のためのインフラさえしっかりとしていれば生活基盤は都会であるかどうかは問題ではない事が実証された例としても注目されている。

 神山町は実は徳島市とも隣接していて必要があった時は大都会もすぐという地の利も成功の大きな原因だったのではないだろうか。

 現在地もあと少しで徳島市内に入る場所。徳島市内とはいっても相当な山の中だ。この山の中に点在する集落全体をWi-Fiで包むなど、実のところ神山町は見た目とは裏腹のテクノポリスで、地方創生の見本のような所だ■

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