ソラトスもしくは雨の巴里
【療養日記2024 7月27日(土)☀️☁️】
ソラトス
鉄道からは遠く離れた我が家の最寄りの駅のひとつに相鉄のゆめが丘駅がある。この駅は近くの住宅からもかなり遠く、何だってこんな所に駅を作ったのだと謎が謎を呼ぶような場所だ。
近くには市営地下鉄の下飯田駅があるが、この二つの駅同士身を寄せ合って寂しい限りだった。
そんなゆめが丘駅の周辺にソラトスという複合商業施設が誕生した。我が家のゆめが丘駅の利用法と言ったら通勤や遊びなどで車を停めて相鉄で横浜の中心や天王町で下りて松原商店街などに行くときに利用していた程度。1日500円で車が停められて結構利用していた。
ところが今日行ってみるとまるで違う場所となってしまい戸惑いが隠せない。
ソラトスに入ってみた感想はどこにでもある複合商業施設でそのあたりはそれで楽しいのだがなんと言っても109シネマズができたのは嬉しかった。これまでは映画と言えばワールドポーターズや川崎のチネチッタ、湘南テラスモールまで出かけていたのでこんなに近くにシネコンができるのは有難いかも。
しかしながらここ、駐車料金が一時間500円と高い。車で来た場合居れば居る程駐車料金は嵩んでいき、3時間も居れば駐車料金だけでも千五百円になる。そして上限がないので6時間も居たらそれだけで三千円だ。
イヤなら電車で来ればいいのだがゆめが丘は相鉄いずみの線とアクセスもあまり良くない。我が家からだとバスで湘南台駅に行き相鉄に乗るか、戸塚駅に行き市営地下鉄の下飯田駅まで行かないといけない。
駐車料金はショッピングモールや複合商業施設の楽しみ方にも影響を及ぼす。やはり駐車時間を気にしていたら楽しめやしない。町田に昔あったグランベリーモールがまさにそれだった。
それとは逆に平塚にあるアウトレットなどは駐車料金をとらないので早いうちから遊びに行ってのんびり座ってお茶でも飲んでとお買い物を存分に楽しめる。ソラトスなんて他に何があるでもないような場所はせめて駐車料金くらいはタダとまでは言わんが上限をつけるくらいのことはすべきだったも思う。
同じ横浜市内にある三井アウトレット横浜ベイサイドも駐車場に上限はないが最初の2時間は無料だ。せめてそのくらいの事はしてもらいたい。
そのあたりは金を取ることしか考えない相鉄が母体だから到底期待はできなかったが、それが残念だ。
今でこそオープン直後で大勢の人が押しかけて来るが次第に飽きられてそのうちにテナントがひとつ空きふたつ空きと寂れ、いずれは盛り返す前のピエリ守山みたいになるだろうと今から予想をしている。ピエリ守山は今や琵琶湖のランドマークとまでなっているが、ゆめが丘にはそんなポテンシャルはない。
雨の巴里
もう一つは今日パリ五輪がはじまり、日本時間では未明から開会式が行われた。五輪の開会式も段々と凝って見るのも疲れてしまうが、正直今回は途中で寝てしまうようなダレ気味だった。
まずは断首されたマリーアントワネットの登場。それから選手は船でセーヌ川を下っていく。それは良いのだが、選手の入場なのか演し物のお時間なのか全くわからずメリハリもつかず。アヤ・ナカムラが出て来てもその意味を軽んじているように感じたし、レディ・ガガはセーヌ川のほとりでただピクミンに扮してフレンチカンカンを踊るだけ。ダンサーも雨で滑って転落するお粗末ぶり。
多様性をごり押ししたダンスの合間に各国選手団がセーヌ川をドンブラコとこりゃいったい何なんだと首をかしげてしまう。きっと理解できない自分が時代後れなのだろうなと思うようにしていたが合点もいかない。
それぞれのパフォーマンスにダラダラ時間がかかり、またその合間に選手団がドンブラコと流れて行くの繰り返し。極めつけはファッションショーでこれもまたダレダレ。観ているこちらは開いた口が閉まらなくなってしまいそのまま気絶するように寝落ちだ。
その後セリーヌ・ディオンの「愛の賛歌」でようやくすべてがリセットされた感じだ。もう一つ特筆することはIOCのバッハの演説。いつもはクドクド10分近く喋るところを今回は大分短めに終わらせた。ここに進化したバッハをちらりと見た感じだ。
とにかく何もかもとは言わないがグデグデダラダラの開会式におフランスの「変なやる気」を見せつけられた気分だ。人の好き嫌い等お構いなしに自分たちの主義主張を気持ち良くさらけ出せればそれがおフランスにとっては上手くできましたな訳だ。
昔からおフランスは日本の文化が好きで日本を高く評価しているくせにそこから何を学んだんだと疑問に思うほど日本のものを好きで取り入れている割には学びが少ない気がする。
未明から観始めて終わったのは6時過ぎ、何ともむなしい思いしか残らずその後は寝直して10時過ぎにやっと起きた始末だ。
ビデオに録画もしたがまずは削除して四時間分の空きを確保する必要がある■
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