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お遍路ウォーキング日記(154:四十六番浄瑠璃寺へ ④)
【2024年6月7日(金曜日) Day 154】
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昨日三坂峠を手前からお遍路道に入り、暗黒地帯(Google Maps非対応の場所)を通るようなことを書いたが今日は思いのほか歩いて松山市側の集落に入ることができた。
写真でみても書いてあるが、この三坂峠手前から外れる道は松山街道と呼ばれている。かつての古道で三坂峠に国道33号線が開通するまではこの道が往還で人の行き来があったと見られる。この道沿いにつぎの札所四十六番浄瑠璃寺があるのもかつての往還沿いだったからではないだろうか。
この松山街道は当然車は通れず、自転車でさえも難儀する道だそうだ。この場所は御坂川と言う川が近くを流れていて川沿いを進めば浄瑠璃寺の近くに出られる。
一方国道33号線は最近出来たばかりの長いトンネルの自動車専用道路。そして三坂峠の国道440号線は途中にループもあるくらいでもともとは険しい道のりだったことが分かる。
この国道440号線にあるループの途中に塩が森と言うバス停があり、そこから狭い道を通って浄瑠璃寺のすぐ近くに出るルートがある。かつての車やバイクの遍路の中にらこの道を知っている人もいるにはいたが大半はそのまま国道を砥部まで下り、重信川沿いを東に進んで札所四十七番八坂寺から遡るルートで浄瑠璃寺へ行っていた。
今現在は塩が森の入口に巡礼者はご遠慮くださいと立て看板が立てられている。幅員は2.2mの狭い道でバイクでもちょっと怖い。
因みにこの道は一部の人の間では非常に有名だ。それは「水曜どうでしょう」の四国巡礼の時にこの道で車がパンクしてしまったからだ。
車がパンクするくらいの舗装の悪さもさることながら離合も困難で遠慮してくださいと確かに言いたくなるような道だ。もちろん松山街道を知らない歩きや自転車の人は通れるが車は避けるべきである。
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大泉洋は右の道を進んで車をパンクさせた
水曜どうでしょうの四人がどうしてこんな道を知っていたのかは定かではないが、彼らは歩き遍路用の地図を持っていたのは知られた事なので多分そこにこの道が書いてあったのだと思われる。
松山市に入ると札所の間も狭まり急に忙しくなってくる■