
続・お遍路ウォーキング日記(125:三十九番延光寺へ 其の四)
【2025/02/14(金)Day 125】

現在地は土佐清水市の以布利を通過し大岐の浜のすぐ横まで来ている。と言うのも今日は思いのほか歩いたからだ。
この大岐の浜から下の加江までが7km程。下の加江から三原村までの分岐が5km程あるのでまだまだ打ち戻りの途中には変わらない。
大岐の浜は下の加江から土佐清水までの間にある美しい海岸だ。もとは土佐一條家の家臣である大岐氏の城があった場所でそこからこの一帯を大岐と呼んでいる。現在地から大岐城跡が近くにある。
土佐一條家は今の高知県西部、幡多地方の中村を中心とした地域にいた公家だが長宗我部家に滅ぼされてしまう。しかしその名前は明治に入ってから貴族として復活を遂げている。また中村にある一条神社などにしっかりと引き継がれている。
大岐の浜を過ぎると下の加江は近くなる。今回の札所三十八番金剛福寺と三十九番延光寺の間のルート上には土佐清水の街を離れるとこの下の加江にしかコンビニがない。ここを逃すと国道56号線に出るまでコンビニは一切なく、その国道のコンビニもいったん遠回りをしなければ行けない。
弘法大師の時代にはコンビニなどはなかったが現代のお遍路さんはコンビニに結構世話になっているはずだ■