浜松
【療養日記2023 9月23日(土・祝)】
一応毎年やってくる事だが結婚記念日が9月23日だ。どうやったか忘れたが婚姻届をこの日に受理させるのにちょっとした技が必要だったが祭日を選んで訳書に提出をしたのを覚えている。
その理由はいくつかあったが、二十四節気のどれかにしようと言うのが始まりだった。さらに欲を出して祭日にすれはいつでも休めるから日帰りで遊びにも出られる。結婚記念日が祭日ならいつでも楽しく迎えられると思って提案したんだった。
ところがつまらん病気でこんな身体になって日帰りのお出かけだって困難になってしまうなんて事はあの時考えもしなかった。
少なくとも一年前は体の中に金属の棒が思った以上にたくさん入っている状態で日帰り度なんてものは夢のまた夢だった。主治医から金属棒やボルトを取る「抜鋼・抜釘手術」に踏み切れると言われたのが11月のことなので一年前の今頃はまだ金属棒やボルトなしの生活など考えもしなかった。
前置きはこのくらいにして今年こそは結婚記念日に日帰り旅行をしようとそれこそ抜鋼・抜釘手術から退院した頃あたりから考えていた。
そして今年の春の連休の時に笠間の陶炎祭に行き、車での移動ならなんとかなりそうな事を確信。
陶炎祭に行くにあたっても一ヶ月前くらいから訓練をしていた。当時は寝る時以外はジュエット(三点固定式の硬性コルセット)を装着していたが、ウォーキングの時にはずす訓練もした。最初ものうちは辛くて3キロ半歩くのにも3〜4回の休憩が必要だったが、徐々に休憩の回数も減らせて最終的にはジュエットの装着をしない生活を手に入れることができた。それも陶炎祭までになんとか達成できた。
それ以来日帰りの旅行はしていなかったが、今日は思い出の多い浜松に行こうと久しぶりに目標を立てた。
朝は6時過ぎに出発。渋滞に途中巻き込まれて新東名の浜松SAに着いたのが9時くらい。ドッグランでわんこを遊ばせてから次に東名の三ヶ日で降りる。
最初の目的地は浜名湖沿いにある「ラリーズカンパニー」というわんこグッズの店。数年前からはドッグカフェも始めた。
元々このお店の防水シートがとても使いやすくて横浜からシートを買いに行ったのが始まり。ここのオーナーさんと仲良くなり年に1〜2回のペースで遊びに行く。
やがてわんこ繋がりのイヌ友さんが増えると繋がりはSNSベースという事もありご近所さんとは限らず、そんな時に浜松という場所は関東地方と東海・関西地方のちょうど中間点で集まりも多かった事もありさらに遊びに行く頻度が高まっていった。
さらに妻は小学生時代浜松に住んでいた事もあって色々と縁はあったのだと思う。
ラリーズカンパニーの向かいには知る人ぞ知る浜名湖沿いにあるわんこ連れも泊まれる「クッチェッタ」という宿があり、同じオーナーが経営している。
オーナーさんのリアクションが面白いので事前には知らせずにいつも遊びに行くが、それこそ関西方面に遊びに行った帰りなども浜松には立ち寄るくらい。今回も全く知らせずに遊びに行った。とにかく遊びに行くと我が家のわんこを可愛がってくれて歓迎してくれる。
ラリーズカンパニーで遅めの朝食をとり、浜名湖の景色を楽しむ。
ここに来たのは食事をしたり浜名湖の景色を眺めるだけでなくこのオーナーさんに会いに来たというのが最大の理由だと思う。前回はCOVID-19による緊急事態発令直前の2020年2月の事。3年半ぶりの再会を楽しみたかった。
それともう一つ先ほど書いた「クッチェッタ」の予約を12月にしたかった。現在地はクッチェッタは諸事情あってスタッフが不足しサービス低下を防ぐために部屋の提供を絞っている状態らしい。
宿の予約サービスがビジーらしいのであとで連絡を貰う約束でラリーズカンパニーを出発。月の目的地はラリーズカンパニーから浜名湖を挟んだ対岸。
出発後しばらくしてオーナーさんから連絡があるが、もらったURLで予約ができなかったので引き返して直接予約希望の日時を伝えておく事にした。
そのくらいこのクッチェッタという宿は人気があり予約がしづらい上に今はさ提供できる部屋数も少ないために確実に予約をしておきたかった。
こうして12月の上旬に宿の予約をして再びラリーズカンパニーを後にした。
続きはまた明日■