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陶炎祭

【療養日記2024 5月3日(金)☀️】

 笠間で行われる笠間焼の陶器市のことで陶炎祭と書いて「ひまつり」と読ませる。笠間の人なら誰でも読めるのではないだろうか。

 会場真横にある東駐車場のさらに会場の近くに車を駐めたいために我が家を朝3時には出発し、早朝5時すぎには会場の駐車場入り口に到着。それでも既に駐車場開場待ちの車が列を作っている有様だ。そこから今度は入場ゲート前に入場待ちの列ができる。

 駐車場開場が7時、そのあと開場が8時。時間にゆとりがありそうでなかなかそうでもない。

陶炎祭東入場口

 8時の開場からはマイペースで広い会場を見て回る。まずは本当に仲良くしている陶芸家さんのプースにご挨拶に。

 それからは一軒一軒お店を見て回り気に入ったものがあれば会場マップに印をつけ写真を撮っておく。売り切れてしまいそうならその場で買う。先ほどの陶芸家さんの作品などは見ているそばから売れてしまうので必ずその時に買うようにしている。

 ちょっと歩き疲れて朝食タイムにした時点でまだ9時半。すでに会場は陽射しがきつくて暑くなっている。

 この後も暑さとの闘いが続くがそれでも一軒一軒しっかりと店を見て、わんこと記念写真を撮ったりと陶炎祭を楽しんだ。

焼き物好きにはたまらないイベントだ

 わんこのイベントとは違ってカートに三頭入れて歩き回っているとすれ違う人達からの注目もあびるし、かわいいと声をかけられる。そんなことの一つ一つがとても嬉しいしちょっとした会話も生まれる。写真を撮らせてくださいとお願いされれば嬉しいから当然応じるし、わんこのイベントとはまたひと味もふた味も違うリアクションが楽しいし何よりも嬉しいものだ。

 途中で暑くなりすぎ、座って休める場所も確保しづらくなってきたので車に戻ってお昼寝タイムをとり、一時間半ほど休んだら再び会場へ。1番暑くで混雑する時間帯は避けられ、その上陽射しも弱まってきていた。ここから先は午前中にチェックをしておいた店に再び行って二度目の品定め。こうして欲しい物を吟味してしっかりと買う。一日がかりでお気に入りの物を探して回るのがわが家流。

 今日は連休後半の初日で午後5時半からは「夜祭り」というイベントも行われるのであらかじめ場所を取り食料を確保して待機。

 陶炎祭は5時で終わりいつもであれば店じまいを急ぐ出店者の間を名残惜しく帰るのだが夜祭りはそんな寂寥感を全く感じさせず良いタイミングで引き継がれる。

 簡単に書けば夜祭りはバンドがふた組登場してライブをする。このふた組のうち最初はどうでもいい。ボーカル二人とトランペットがど素人レベル。サックスがちょっと良かったかな程度のレベル。これに一時間取られていたのて終わったときはもう帰る気満々だったがその後を引き継いだバンドが凄かった。

 のっけからレニー・クラヴィッツの”Are You Gonna Go My Way(自由への疾走)”をぶつけてきた。それもボーカルもギターも並ではない。しかも彼らは多彩でカッコ良くスティーヴィー・ワンダーからヴィレッジ・ピープル、アース・ウィンド&ファイアーまでとにかく観客の心を鷲づかみ。かと思えばユーミンのメドレーととにかくエンターテイメント性も高かった。文句なく凄かった。観られて良かったと思うくらいだった。

 日も暮れて急激に冷え込み半袖ではいられないくらいだったがそれさえも忘れされてくれるくらい楽しかった。

 こうして真っ暗になった陶炎祭の会場を後にして帰りに近くにあるセコマに寄り簡単な夕食を食べて帰るが、帰りは思い出すのも厭になるくらいに睡魔に襲われ、道を間違えて難儀し家に帰り着いたのは早朝の3時のことだった。

 笠間は今年の秋の陶器市を11月に行うことを発表している。今年は暑さも落ち着いた秋にも行ってみたいなと思う■


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